2014年04月05日

キルラキル考察・2 キルラキルってそもそもなんなのよ?

 「キルラキルはダチョウ倶楽部」という岡田氏の言葉(前回参照)。
 要約すれば「(マニアが好きそうな)それっぽいことを大げさに表現しているけど、感覚的に好きになれない」みたいなことかなーと私は思った。あくまで私なりの捉え方なので、「はあ?」と思う方は一次ソースを是非ご覧になって下さいね。
 私がこれを聞いた時の感想は「いやちょっと共感するけど、でももったいないな」だった。私も序盤は同じように感じていたからこその共感と、それを覆すほどの面白さがあったからのモッタイナイなんだな。

 でも逆に「どうして貴様はそんなに気分的に乗りはぐっていたと言うのに、本腰を入れるまで2ヶ月近くも『キルラキル』を見続けたのだ?」という疑問が出てくる。
 そりゃ堀内賢雄氏&稲田徹氏の声を聞きたいというのもあったけど(17話の蟇郡vs薔薇蔵は至福でございました・笑)、同じくらいかそれ以上の理由が、「なにかある」のが伝わって来たからだ。



 この「なにかある」感というのは、「これだけ作り込まれているんだから、きっと何かあるに違いない」という一種の作品や制作者への信頼感のようなものだ。
 説明がない。わけが分からない。でも怒濤のように物語が進む。いやでもそこには、深く考えられて作り込まれた作品独特の熱がある。何か意図があるんじゃないかそんな手触りがあるぞと。
 そう言う意味では「グレンラガンのスタッフの作品である」ということが、一つの信用にもなった。

 岡田氏が「それっぽい事を大きな声で言う」というのは、熱さに釣り合う深みが物語に感じられないということでもあるだろう。あと「引き算の美学」みたいなのがない(笑)
 うん、引き算は、ま〜ないよねえ!(笑)しかし熱さに釣り合う深みは「本当にないと思うのか?」と言われると、いやそんなことはない、伝わりにくいけども。と。むしろ分かりやすいくらいド派手にぶちかまして、覆い隠されているものがある…ような気がした。

 そもそも「キルラキル」という「何語だよ!どーゆー意味だよ!」な題名。例えば「学園制覇 キル☆ラ☆キル」みたいな副題が付けば少しは物語へ のイメージが湧くかもしれないけど、それもない。でも物語を見て行く事で、「服」という言葉の考察とイメージそして連想、それらが物語の骨組みにがっしり と入っているのに気付くのに時間はかからないだろう。

 「服」とは、まず思い浮かぶのは名詞で、すなわち毎日私達が身につけ裸を隠すこれだ。熟語にするなら洋服・和服・私服・制服・服飾・服地… 
 と、同時に動詞「服す」でもある。動詞であるなら自動詞なのか他動詞なのか?「服す」か「服される」か?服従・屈服・征服・感服・服喪…
 服は「着る」もの。「きる」着る・切る・斬る そして自動詞か他動詞か。きるかきられるか。キルカキラレルカ。
 学生に制服はつきものだ。制服で戦う。征服する。それは学生服じゃなくて極制服だ。言葉遊びと連想がどんどん世界観へと広がって行く。実際書いていて、服という字がゲシュタルト崩壊しそうになった(^^;;;

 足し算と掛け算だけの演出が紡ぐド派手な世界。それが感覚に的に合った人はラッキーだ。
 そうでなかったら戸惑ってしまう。よく動くアニメだけどなんじゃこりゃ?と。さて!ここで「なにかありそげだな」と思って見続けるのか、「それっぽくつくられているけど好きになれない」と見切るのか。もうそこは何かプラス αの信頼がなくてはならない。それが「あのグレンラガンのスタッフならやってくれているはずだ」であったり「好きな声優さんが出てるから」だったり「キャラデザが気に入った」であったりするわけだ。
 全ての人に全部見てから文句を言えとは言えない。視聴者も時間は惜しいのだから。で、私は見る事にしたわけだ。このハイテンションな物語の顛末が知りたかった。




 果たして。すげー波が来ちゃったよ。後半。
 もうね。15話終わったあたりでがらりと変わる。

 いやあ、特ヲタなら見切りつけたスポンサーサイドの要請で、プロデューサーと脚本家が首をすげ替えられたのかと思うよね!OPEDも変わっちゃうし!(笑)(笑)

 …余談だけど、キルラキル最終回を間近に控えた一週間の「頑張れトリガー!」のムーブメントは、奇しくも「仮面ライダー響鬼」の前半後半騒動を思い出したですよ。その真逆の動きではありましたけどね。
 私はこの「キルラキル」が途中からガラリと物語の展開も色合いも変えてくる感じ、ちょっと「仮面ライダー響鬼」のあれを意識してるのかなあ、なんて思っちゃったりするんだよ。



 まだ続く!


 
 
posted by K at 18:20| Comment(5) | TrackBack(0) | キルラキル

2014年04月02日

キルラキル考察・1 キルラキルはダチョウ倶楽部ってマジか?

 久々に日記、それも考察系の奴を書きたいと思う作品があった。
 先日大団円を迎えたド深夜アニメ「キルラキル」だ。

 「キルラキル」は来週が楽しみで楽しみで仕方ない日々だった。
 アニメで早く次が見たくて悶えることなんて、「宇宙戦艦ヤマト2199」が終わった後はもう10年ないかと思っていたら、まさかこんなに早く訪れるとは。いや。「ヤマト2199」はこよなく愛してはいるけれど、それがもたらしたのは大いなる満足とトラウマの解消(笑)であり、日記に書きたいという衝動まではなかった。「キルラキル」は、見終わった後言葉が溢れて困っている。
 そんなわけで、久々にキーボードを叩かざるを得なくなっている。



 でもこんなに夢中になった「キルラキル」ではあるのだが、最初から引き込まれたわけではなかった。むしろ私が本気でハマったのは、7話からだ。
 それまでは「面白いけど乗り切れない」どこか自分でも釈然としない思いを抱えて見ていた。…VCに堀内賢雄氏稲田徹氏がいなかったら、視聴辞めていた可能性もなくはない、かもしれない(笑)

 その理由を話す前に、この動画を見て欲しい。2分ほどの動画だ。ヲタキング(懐)岡田斗司夫が「キルラキル」について語っている。

【アニメ】キルラキルはダチョウ倶楽部!?
https://www.youtube.com/watch?v=Hx1cRy2QyOQ

 動画を見終わって、まあファンとしては「これ序盤だけ見てそう言ってるんだろうな」と思うわけだけど、実は私は岡田氏の言いたい事がよく分かってしまうのだ。




 いやー、ぶっちゃけ感覚にマッチしなかったのよ、序盤。


 だってさー。もう演出が足し算と掛け算ばっかりでさー。固有名詞はおしなべてややこしくて覚えにくいしさー。しかもその度に赤くてデカくて太いロゴが出て来てクドいしさー。キャラもなんかよく分かんない事言ってるしさー。画面全体のテンションはとにかく高いしさー。女の子がいきなり問答無用にフルボッコされるのもドン引きしさー。

 昭和テイストって言うけど、あんまりそこにも惹かれなくてね。確かに昭和的な「学園制覇スケ番一代記」な感じとか、主人公・流子が居候する満艦飾家はキャラデザも背景もそこだけ「芝山努の世界」だったけどw むしろ私は昭和と感じる事は少なかったのだ。
 というのも、昭和と平成の大きな違いって、やっぱ時間の密度なんだよなー。「キルラキル」はそれこそ作品の密度は平成の最先端を行くほどの濃密さであり、そこには昭和的な時間の流れは一切ない。だから多分私は、あまり懐古的な視点でこの作品を感じ取る事はなかったのかなと思う。



 ま、そんなわけで面白さに乗り切れずに6話まで見て、7話でまんまと作品にハマってしまうわけだ。
 そこからはもう、夢中よ。ただのファンだよ、ファン!(笑)
 じゃあ7話になにがあったのか。…一番単純な答えとしては、あの足し算と掛け算ばかりの演出を含めた世界観に「慣れた」のだけど、一番の理由は満艦飾マコだな!
 この7話で、初めて私はこの奇想天外天真爛漫なヒロインに思い入れが出来た。彼女を好きになれれば、このやたら熱くて密度の濃い、そのくせどこか捉えどころの難しい作品を受け入れられたのも同じだ。
 そして私は、今までの自分の「物語」そのものへの考え方とか感じ方に、根本的な揺さぶりを受ける事になる。




 とまあ、ここまで書いているけど、こっから先はネタバレだ!
 ホントに面白いアニメだから、少しでも見ようかなと思ってる人は、続きは絶対読んじゃダメだよ!
 頭真っ白にして、最初っから見る事をお勧めするのであーる。


 
posted by K at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | キルラキル

2013年02月12日

特命戦隊ゴーバスターズ 二つの最終回

 一年間、世界をヴァグラスの驚異から守ってくれた特命戦隊ゴーバスターズが最終回を迎えた。そこで久々に、ちょっとだけ、簡単に、このブログに思う事を寄せたい。
 この作品に関わった全ての皆さまにお礼を。一年間ありがとうございました。すごく面白かったです!



 それにしてもハードな内容の戦隊だったなあと思う。13年前の突然の悲劇と、来るべき日に備えて三人の子供達に託された使命。「全部元に戻す」という約束。それを全力で支える大人達。キャラの配置のバランスが良くて、コミカルなやり取りが戦隊としての明るさを保ちつつも、そこに描かれていた世界の真ん中には、あの日あの場所にぽっかりと空いてしまった暗闇が影を落としている。
 そこには失われた彼等の日常があった。平和だったら本当は得ていたはずの優しい13年間があったはずだ。しかしこの辛い戦いの果てに、きっと全て元に戻すと。
 元来の戦隊モノならば、恐らくその願いは叶ったろう。多くの障害や苦難を乗り越え、決して諦めない心と仲間との絆で、失ったものを取り戻してハッピーエンド。それが王道としてのスーパー戦隊であったはずだ。しかし、そうはならなかった。

 「13年前は元に戻せない」

 そんな、それまでの最大のモチベーションであり、戦いを見守ってきた視聴者の願いを全て断ち切る決断をする亜空間での決戦 Mission30「メサイア シャットダウン」。この戦いは圧巻だった。ヒロム、リュウジ、ヨーコの三人の成長と絆が丁寧に描かれたからこそ、黒木や陣ら大人たちの三人を思う気持ちが伝わってきていたからこそ、その決断をここでするか!と熱い思いが込み上げた。彼等の過ごした13年は無駄ではなく、彼等の両親の覚悟を受け止める強さを築いたのだと。
 …が、普通だったらここで最終回になってもおかしくはない。なのに、これがまだ30話。続きがあるのだ。



 やはりそれは、「東日本大震災を経て作られたスーパー戦隊」だからなんだろうなあと、思わざるを得ない。
 私は今回の戦隊は、ほとんど人様のブログを読んだり雑誌の記事をチェックしたりしないでいるのだけど、恐らくこの「ゴーバスターズ」は3.11の東日本大震災が大きな影響を与えているのだろうなと思う。…と、ここでふと検索して見たら、やはり同じ事を思っている方は多いようですね。(私自身はあまり「ゴーバスターズ」を原発そのものと重ね合わせては物語を解釈していないのだが、エネトロンという設定そのものは、やはり無関係ではないなとは思います)東映の公式インタビューでも語られているのでしょうか?ちょっと簡単に調べただけだから分からなかったんですけど。

 ヒーローは諦めない心と絆で奇跡を起こす。しかしそれは、悲惨な現実の中ではきれい事にしか思えない。突然起こった悲劇によって失ってしまった日常の中で、非現実的なヒーローの存在は時として空しい。
 ちょっと話はズレるが、2012年春のウルトラ映画「ウルトラマンサーガ」もまた、東日本大震災とウルトラマンを重ね合わせたような作品だった。その中で主人公は、自分を救ってくれなかったヒーローへの遺恨が、心の傷となって戦う事が出来ない。そしてその物語は非常に「ウルトラらしい」ものだった。(未見ならおすすめ!・笑)

 ではスーパー戦隊である「ゴーバスターズ」はどうしたのか。結論はまず「失ってしまったものが取り戻せない」という前提を受け入れたものだった。自分が強く成長する事で、まず辛い現実を受け入れる。そして、本当に大切なのはそこからなのだ。
 ここから彼等の戦いは、「元の平和な世界に戻す戦い」ではなく「その遺志を受け継いで、新しい平和な世界を築く戦い」になった。
 30話以降、ヒロム達は更なる成長を見せる。人々に同じ辛い思いをさせないという決意がパワーアップを成し遂げ、更なる力・タテガミライオーを受け継ぐ。熱暴走するリュウジに涙していたヨーコが、強い意志でそれを止めるエピや、怒りを両親からのプレゼントだったオルゴールの音で鎮めて戦うヒロムのエピも良かった。巨大な敵とのクリスマス決戦を経て、最終的にヒロム自身に埋め込まれたメサイアのバックアップカードを、陣が犠牲になる事で削除し、圧倒的に強く成長してしまったエンターに打ち勝つのだ。
 また、エンターが人のデータを集める過程で、取り込んだが故に不快に思った未完成で不可解な人の要素。それがエスケイプとの関係で描かれたのはとても興味深い。人と人とのつながりというのは、簡単に割り切れるものでも思いのままに操れるものでもない。だからこそ可能性もあるし尊いのかもしれない。

 正直に言えば、私は30話の戦いが物語全体のボルテージが最も高かったかなとは思う。最大のカタルシスがある展開なのでそれか仕方がないだろう。しかしその後の戦いとそこに彼等の成長を重ね合わせたのは、子供達に向けて作られるヒーロー番組の姿勢として、非常に良心的だなと思う。ちゃんと物語として「ならどうするのか」を「提示して見せた」のだから。
 悲しみを受け入れ、乗り越えた所にあるものを見つけたゴーバスターズの三人。残された子供達が、成長し、託された思いを受け止め、新しい明日へと向かう。




 失ったものは取り戻せない。しかし受け継がれるものがある。繋がり補い合うものがある。だから人は素晴らしい。
 




 
posted by K at 22:19| Comment(5) | TrackBack(0) | その他特撮関連

2012年11月23日

【Kindle Paperwhite】は老年層にこそお奨めしたい

久々に書くブログが、また特撮に関係なくて本当に申し訳ないのだけど
今だからこそ書くべき事かなと思うので…


【Kindle Paperwhite】
を買った。
自分の為にではない。私の父へのプレゼントだ。


不惑の私の父親なもんで、あと二年もすれば喜寿になる。
そんな御老体に最新の電子書籍リーダーをプレゼントするにはワケがある。

私の父は読書家で
老後に仕事を引退したら、ゆっくり本を読んで過ごすのが夢だったそうだ。
しかし皮肉なもので、病気もあって目を悪くしてしまった。
読みたくても字が読めなくなってしまったのだ。
だから朗読CDとか、場合によっては母が音読したりとかしていた。

だから、もしかして電子書籍なら父が自分で読めるかもと思ったのだ。
字も大きく出来るし手元も明るい。
最初はiPadとかいいかなーと思ったのだけど
操作がどうしても複雑だし、電子書籍は今一つ充実していない。
やっぱりちょっと無理かな…と思っていた。

そんな私がこれなら、と思ったのが【Kindle Paperwhite】だ。

他に何も出来ない代わりに、単純に本を読む事に特化した白黒タブレット。
目に直接光を当てない特種な構造の内臓型ライト。
超長持ちで充電する手間の少ないバッテリー。
純正カバーをつければ、閉じるとスリープ、開けば続きから読める。
操作ボタンが一切なく、タッチでページをめくる。
つまり限りなくアナログの本に近いのだ。

そしてなにより、デジタルだからこそ
文字サイズを8段階変えられるのが有り難かった。
他にも電子書籍リーダーはあったが、一番も字が大きく表示出来るのが
この【Kindle Paperwhite】だった。

そんなわけで、発売日になんとかゲットして、父に贈ったわけだ。
まあ、もしも読めなくても私が使うしね、と駄目元で。



読めたよ!
相当久しぶりではあったけど、父は自分の目で本を読めました。

文字サイズ最大、明度最大。
読書習慣がなくなって久しいので読むペースはものすごくゆっくりだけど
「うん、読める。読めるなあ」と
嬉しそうにページをめくっていた。


今まで上げたプレゼントの中で、一番喜んでくれてたな。




こういうデジタルモノって若者が使うのが常だけど
ちょっとお膳立てしてあげれば、
老後の新しい楽しみを見つけてあげられるかもしれない。
そんな可能性を感じた。

毎日、本当に少しずつ、父は買った本を読み進めている。





posted by K at 20:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感いろいろ

2012年09月02日

仮面ライダーフォーゼ・総括3

 仮面ライダーとゾディアーツとの戦い。実は人類の進化に関わる大きな戦い(実験)が行われているのはとある高校。狙われているのは生徒達、守ろうとするのは部活のメンバー、そして敵幹部が担任や校長でありトップは理事長だ。
 似たようなシチュエーションに「仮面ライダーW」があった。あれは風都という街を舞台に繰り広げられていたが、「フォーゼ」ではさらに規模が小さい。恐らく「学校」というのは、考え得る最も狭い舞台だろう。しかしその片隅に置かれた古ぼけたロッカーは月に繋がっている。狭い舞台にぶちこまれた宇宙のパワー。最先端のトンデモ科学は、小さなスイッチで発動し、何故か古風な日本音階が起動音になっている。
 狭い舞台にデカいスケール。相反する要素がぶつかって、それはきらきらと玩具のように輝く。




 まず最もシンプルに、この作品の魅力とはなんだったのかと考えた時、やはりそこに描かれていた【明るく真っ直ぐで揺るぎないヒーロースピリッツ】だったのではないかと思う。それは主人公・如月弦太郎のキャラクターそのものであり、この「仮面ライダーフォーゼ」という物語の中心にすっくと立った輝かしい支柱だ。
 と同時に、「仮面ライダー」というシリーズにおいてこの明るさは異彩を放っているなと思う。
 敢えて平成ライダーに限定して話をさせてもらうと、前にも書いたが私は、平成ライダーは「戦う力を得た男がヒーロースピリッツを獲得して、真のヒーローになるまでの物語」だと思っている。自分の心の闇に打ち勝ち、葛藤を乗り越え、人々の自由と平和を脅かすものと戦うのだ。だからこそ、そこに描かれる物語にはどこか不安定な自我に揺れ動く姿が描かれる。
 元祖馬鹿キャラ・龍騎真司もライダーの戦いに常に苦悩している。底抜けに明るいアギト翔一でさえ失った記憶とその真実が陰をさす。555巧は己に絶望し、ブレイド剣崎は状況の中で迷い続け、OOO映司は空虚な自分を抱えたまま。自分を太陽に例えたカブト天道すら闇に落ちる。クウガ雄介や響鬼は常に鍛え続けているタイプだが、彼等はその戦いに闇落ちの危険があることを知っている。キバ渡と電王良太郎はその特異な出生故に戦う運命に向き合わされ、肉親が戦いのきっかけとなる。Wの翔太郎とフィリップもそれぞれ罪を背負う。ディケイド士に至っては、彼自身が戦いと破滅のきっかけなのだ。

 しかし、この「仮面ライダーフォーゼ」には、そういう闇の苦悩が一切ないと言ってもいいのではないか。敢えて言えばそれは、賢吾や流星が担当してはいたけれど、弦太郎と言う男を受け入れると同時に彼等の迷いも苦悩も吹っ切られていく。それは仮面ライダー部のメンバーやゾディアーツになってしまった学園の少年少女たちも同様で、弦太郎の「俺達はダチだ!」という言葉と迷いのない心に触れて『善き心』を取り戻す。
 第1話から最終話まで、その『物語の背骨』は揺るがなかった。背骨と言うより光と言った方が正しいだろう。弦太郎はそりゃー馬鹿で無茶苦茶なキャラなのだけど、ヒーロースピリッツだけは最初からちゃんと胸の真ん中に持っていた。彼が自分の胸をとんとんと二回たたき、真っ直ぐに指を差す時、彼の持つ明るい光が真っ直ぐに照射されている。誰もが自分の胸に秘めた「自分を認めて欲しい、愛して欲しい、そして同じ気持ちでつながりたい」という純粋な願いを、照らして包み込んでくれる光だ。




 「仮面ライダーフォーゼ」には黄道十二宮が大きくクローズアップされる。そして現在は占星学的に「アクエリアン・エイジ」と言われている。難しい説明は端折るがアクエリアンエイジとは、星座の起点となる春分点が二千年ごとに次の星座に移り、今は水瓶座に到達していることをいう。そのキーワードは意識の改革と連帯。馴れ合いや気遣いではない、相手の個性を尊重して己もそこに並び立つ、真の連帯だ。宇宙を舞台にした仮面ライダーで、「すべての人とダチになる」と言い切る青年が主役を張っているのを見た時、私は何となくそのことを思い出した。弦太郎と言う男は、アクエリアンエイジの申し子のような青年だなと。
 そんなオカルト話はなしとしても、「仮面ライダーフォーゼ」は、人々を守って戦う孤独なヒーローではなかった。弦太郎は多くの少年少女を助け、その度に正体がバレていき、そして友達になっていく。元来の仮面ライダーのスタイルを守って正体を隠し、物語ではアンチ・フォーゼの立場をとっていたメテオ流星でさえ、最後には「共に戦い生きるから強い」と言い切る。
 物語のラスボスである我望がメッセンジャーの声を聴いて孤高の戦いを選んだのに反して、ユウキは「宇宙への招待状」を皆に配ったのも印象的だった。我望は確かに悪役ではあったが、彼が最終的に望んでいたのは人類の進化だった。しかし突出した個がどれほどの力を持とうと、それはただの突然変異でしかないのだ。進化のステップとしては、ある一定数以上を満たさなくてはならない。しかし個性を殺した集団では、むしろ退化だ。次の時代を作るのは、一人一人の個性が開花しつつも、すべてが互いの光を妨げず助け合うものでなければならないはずだ。まるで銀河のように。




 『仮面ライダー」というヒーローのシリーズが40周年を迎えた記念作品として、【如月弦太郎=フォーゼ】というヒーロー像が、目指すべき道を指さしてくれたのは本当に喜ばしい。彼の輝かしいスピリットが、真っ直ぐに進むレーザーのように皆の胸を貫いた。その光に共感出来るなら、俺達はダチだ!

 それにしても。
 信頼出来るヒーローと愛すべきキャラクター達。
 罪を憎んで人を憎まない物語の姿勢。
 皆の純粋な気持ちが一つになっての戦い。
 それはとても熱くて楽しくて幸せな時間だった。
 ありがとう、フォーゼ。ありがとう、仮面ライダー部。



仮面ライダーフォーゼ・総括 完













みなさん、またいつかお会いしましょう!from.K

2012年08月29日

仮面ライダーフォーゼ・総括2

 さて、一回目の総括では自分勝手な視点から「うーん」を書いたけど、書いたからこそ割と「でも面白かったよなー」と自分の中で確認する事も出来たので、それはそれでよかったかなと思う。最も自分の中で入り込めなかったのはやはり我望の絶望を打ち砕く要素が、今一つ不十分だった点につきるのかなーと。
 それについては改めてあとで追記するとして、じゃあどこが面白かったのか、私は何を楽しんだのか、振り返ろうかと思う。





 「仮面ライダーフォーゼ」が最終回を迎え、そしてしみじみと思い出す。フォーゼのデザインを見た時のインパクトは、そりゃーすさまじかった(笑)思わず口がぽかーんと空いたね。平成ライダーのデザインもここまで来たかあ…と、ちょっと遠い目をしてたように思う。
 しかし不思議なもので、こいつが実際動いて戦うと非常に魅力的なアクションをする。「宇宙キターーーーッ」というワケ分かんないけどキャッチーなキメ台詞で変身し、バリエーションに富んだ遊び心一杯のスイッチで戦う。細かい仕草もいちいちかわいくて、あの面白いロケット顔にハマる。ワイヤーアクションでジャンプするたびに、ぷしゅーぷしゅーと背中から煙を噴き出すのも楽しい。
 なんだかんだで魅力的なヒーローだったよなあ、なんて思っちゃう。いいヤツなんだ、フォーゼは。フォーゼのデザインの面白さが、弦太郎という男の個性にマッチしているからだね。

 そして二号ライダーであるメテオも見た目すごかった。「青いスネオ頭のプラネタリウムがはやぶさくんに乗ってやってきたwww」と思ったよ。登場のしかたはターミネーターみたいで、アクションはありそうでなかったブルース・リー風。フォーゼと並んだ時の色の対比も面白かった。しかも裏で糸引いてるのが、「地球防衛軍テラホークス」のゼロイドみたいなヤツでさー(この例え若い子には通用しねーだろーな。参考までにこれをご覧あれ。途中でタチバナさんの顔がたくさん出てくるから!http://www.youtube.com/watch?v=Nin85PCYGPg
 変身する流星は、秘密を抱えた二面性のあるキャラとしてスタートしたけど、彼とライダー部の関係は面白かったね。心の声のツッコミが、なんか「ちびまる子ちゃん」のナレーションみたいで(笑)しかし流星のリアクションはもっともで、普通考えたら「全ての人と友達になる」という言葉と言うのは、まず頭の中に「そりゃ無理だろ」と反射的に思ってしまうくらいには突拍子もない事だ。でなかったら、よほどその人物の語る「友達」「友情」は軽くて薄っぺらいものなんだろうと。

 弦太郎の言う「友達」というのはなんなんだろう…と思った時、私は自分で気がついた事がある。私自身は「友達」というのは、その人と共に過ごしたり話をしたり遊んだりと、何らかの形で時間やエネルギーを相手に注がなくてはならない、と思い込んでいる節があるなーと。実際、友達付き合いと言うのは時間もエネルギーもかけるけどね。
 もしも私と同じように「友情」について捉えているならば、弦太郎が「全ての人と友達になる」と言っている言葉は、それこそ有り得ない事に感じられるだろう。時間もエネルギーも有限だ。友達が増えれば増えるほど、自分のエネルギーが削られてしまう。まず不可能だろう。
 しかし作中で語られていた弦太郎の友情は、あまりそういう形には拘っていなかったなと思う。むしろもっと根本的なものだ。一番その根幹にあるのは「その人の存在を(いい所も悪い所も含め)受け入れるハート」のような気がした。その上で相手を信じ、助ける時は全力で助ける。最初にこの清心が見られたのはJKの仲間エピであり、さらに掘り進めたのが流星の仲間入りだろうと思う。

 仮面ライダー部の面々は、そんな弦太郎の心に触れ、自分自身もそれに応え戦う決意をした。それぞれ印象的なキャラ揃いで、彼等の良さは最終回で賢吾からの手紙を読み上げる形で表現されていたと思う。(大文字先輩だけは、「会長に相応しい男」という言葉で語られていたけれど、彼は戦いの中で「男としての自立」が成されたという意味に捉えていいかなと思う。個人的には「なぜ会長に相応しい男なのか」が聞きたかった所だが)
 誰も彼もが愛すべきキャラクター達であり、部員が増えるたびにラビットハッチがどんどん彼等に彩られていくのも楽しかった。まさか大杉先生までが顧問で参加するとは思っていなかったけど、彼のウザかわいさは物語にとても合ってた。永井豪的というか、アニメの「デビルマン」のアルフォンヌ先生みたいなんだよな。
 そんな彼等が四苦八苦して、時にぶつかり合いながら、それでも仮面ライダー部の旗のもと学園を守る為に頑張る。俺達はダチだ!という強い思いは、絆となって不可能を可能にする。彼等のそんな姿の揺るぎなさに、深い「ヒーロー番組」としての信頼を、私は感じていた。




 ところで前回、「私はあのメンバーの中で我望の心を根底から動かす事が出来る人がいるとするなら弦太郎ではなくユウキではないか」と書いた事について補足したい。「ぼくのかんがえたかっこいいさいしゅうかい」みたいになってしまうのは嫌だし恥ずかしいけど、言いっぱなしと言うのも卑怯な気がするので、私ならこう描いた…という具体例をちょっと挙げてみる。

 戦いに赴くフォーゼとメテオ。「理事長に伝えたい事があるから連れていって」とユウキも一緒。
 決戦が始まる。サジタリウス・ノヴァの攻撃にひっくり返されるフォーゼを庇うユウキ。
 「何故君は私に敵対する?同じ宇宙の声を聴いた私に」
 「私、今ならはっきり分かる。思い出して!宇宙が呼んでいたのは、理事長一人だった?」
 目を見開くノヴァの中の我望。回想。宇宙の声を聴いた時の自分。歌星や江本と共に研究をしている自分。
 歌星の笑顔『最後に不可能を可能にするのは人の絆だからな…』
 「歌星… もしかしてお前も、聴こえていたのか?」
 ノヴァ暴走。「私は宇宙の声に応えたつもりで、裏切ってしまっていたのか?!」
 フォーゼ渾身のロケットパンチ
 「違う!あんたは宇宙の声にちゃんと応えている!天高を作ってくれたじゃないか!!
  あんたのスープ、全部の野菜の味と栄養が沁み渡る最高のスープだった!
  天高もそうだ。あんたは実験のつもりだったかもしれないが、俺の出逢った生徒は皆、個性がきらきら星みたいに輝いてた!」
  → …ここから「俺達は何度も何度も失敗した…」の台詞に続き、あとは本編の通り。

 とまあ、こんな感じです。でも尺がたりねーな(笑)
 でもって総括は、あとちょっとだけ続くんじゃ。








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こ、こんなナビがあったとは…



 

2012年08月27日

仮面ライダーフォーゼ・総括1

 「仮面ライダーフォーゼ」が大団円を迎えた。この場を借りて、この作品に関わったスタッフさんとキャストの皆さんに心からお礼を申し上げたい。楽しい一年間をどうもありがとうございました。
 そして、途中まで感想を書き続けていながら、二号ライダー登場の直前に挫折してしまった事を本当に申し訳なく思っています。それでも毎週楽しく見ていました。なので、折角だから総括くらいは好き勝手に書き連ねられたらと思い、ブログを一時復活させました。勝手ですみません!(^^;;;




 書きたい事は色々ある。まず大きくぶっちゃけて言うと、「これはいいなー」と思う部分と「ここはどうなんだ?」と思う部分が、両方ある作品ではあるな…とは思うのだ。ただまあ、「どうなんだ?」の部分と言うのはほとんど私自身の勝手なこだわりと言う気もするので、「いいな」と「どうよ」を比べたら「いい」に軍配が上がるのは事実なんだよね。
 それを踏まえた上で、敢えてまず「どうよ」から書いてみたいと思う。


 ずばり一番私が「今一つ納得出来かねる」と思うのは、ラスボスとの戦いだ。て、一番重要じゃねーかよ!って言う人もいるだろうけどさ(笑)実際その通りで、最終回を見終わったあと「うーん」としばらく苦悩してしまったのよ。
 私はこの物語の中で、我望理事長という人物は非常に魅力的で素晴らしいキャラ設定だと思っている。彼が幼い頃に得てしまった光、思い描いてしまったビジョン、その為に犠牲を厭わない情熱。それと同時に優秀であるがゆえの孤独。彼が夢見ていたのは人類の進化であり、その役目に相応しいのは自分だけであると絶望したのだ。
 その我望を「憎しみ倒す」のではなく「友として止める」という発想は、この物語のラストとして本当に素晴らしい。戦いの前、我望が作った食堂のスープを完食する弦太郎のシーンは、しみじみとよかった。戦いに向かう時のカットが、OPを彷彿とさせるのも非常に良い演出!だしね。
 ただ個人的に、そのあとの戦いながらの舌戦と卒業式のところ。台詞としては本当に良いんだけど、果たして我望の孤独と絶望を心から救うだけの熱量があったのか?というと、残念ながら私は「否」と言わざるを得ないのだ。学園モノだから卒業式っていうのも面白いんだけど、どちらかっちゅーと状況的には謝恩会っちゅーか「先生を送る会」に近いしなー… ほら、卒業式って課程を修了する儀式を指導者が生徒にするものだってアタマが拭えなくてね。「卒業式」をするという行為そのものにも、送る言葉にも、美しいからこそライダー部の面々の若さや青さが感じられてしまって、そう言った青春のあらゆる出来事をとっくに経験して絶望してしまった我望の闇に訴える何かがもうちょい欲しかった!と。
 もしも我望があそこで心を入れ替えるのなら、その前に江本博士とのエピソードにもっと葛藤があっても良かったかも。あとは生徒に対してそれなりに愛情を持っていたとかさ。またこれはあまり皆さんから共感を得られないかもしれないけど、私はあのメンバーの中で我望の心を根底から動かす事が出来る人がいるとするなら、それは弦太郎ではなくて、唯一宇宙からの声を聴く事が出来たユウキじゃないかな…と思うのだ。宇宙からの声を聴き、しかし人として踏みとどまったユウキはもっと何か出来る事があったんじゃないかな。いやあ、考えれば考えるほど難しいなー 「青春」という言葉の真逆の男だからね。

 もうひとつ、細かい部分なんだけど気になる事。星の運命を掲げ、黄道十二宮を前面に出しているのに、スイッチの持ち主の性格や行動と、各ホロスコープスの戦いの特徴と、その十二星座の占星学的な性質がバラバラなのはちょいと気になった。いやねー、私、西洋占星学はかなり勉強した方でさあ。「グランセイザー」の時も結構気になっちゃったりしたんだけど(笑)
 ラスボスが射手座ってのはなんでだろう。どうしても射手座って明るくてかっとんだ星座なので、我望にはちょっと相応しくない気もするんだよね。孤高の男と言うなら山羊座、陰謀を張り巡らすのなら蠍座、進化と革新なら水瓶座がイメージに合うんだけど、まあ射手座とか最後まで戦ってた獅子座とか、強そうなイメージだもんな。

 あと、私がアタマ悪過ぎるのかもしれないけど(笑)、物語の発端である月基地のエピが上手く整理出来ない。スイッチの発見→我望と歌星の対立→賢吾の誕生→江本の歌星殺害と後悔→賢吾を親戚に預ける …の時間の流れがイマイチピンと来ないのよ。江本博士は歌星博士を直接殺したんじゃなくて、月に取り残したんだよね?あの破壊された基地を修復したのは誰?歌星博士が一人でやったのかな。じゃあ歌星博士はいつ死んで、賢吾はどのタイミングで助け出された?
 この辺は物語の本筋と直接関わる部分なんだけど、ちょっと分かりにくかったんだよね。京都でのエピも「ザ・ホール」が関わってどーのこーのがあったんだけど、石碑を壊した効果がもうちょっと分かりやすく伝わってくるとなおいいのになーって思った。この手のトンデモ科学は面白味でもあるので、説得力があるほど楽しいからね。




 …とまあ、ここまで書いてみて、でも「どうよ」要素はこんなもんかなあと思うのも事実(笑)
 むしろこの作品最大の鬼門は、弦太郎が連呼する「友達」という言葉に説得力を感じるか否かかもしれないな、なんて思う。だからこそ登場したばかりのJKや流星の弦太郎へのシニカルな視点があったワケでさ。でもそこで「あーあ、あいつら丸め込まれちゃった」と思ってしまうと、この物語には付いていけなくなってしまうかもしれない。
 その辺も含め、総括はまだつづくよ!(8月中に書き上げるのが目標です(^^;;;)







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タイマン張らせてもらうぜ!

2012年01月12日

ブログが書けなくて困ってる!

こんにちは、Kです。
あけましておめでとうございます。


ぶっちゃけ、ブログが書けなくて困ってる!
特にこれという言う具体的な要因はないのだけど
強いて言うならば
このブログに乗せるだけのクオリティの文章を書く気力がない…
私自身にエネルギーが低下したのではなく
ちょっと他の事に気持ちが集中してしまっているから。


一ヶ月ほったらかしのブログを今も覗いて下さる皆さま、
本当にごめんなさい。

うーん、どういう形にするのが良いのかなあ。
今は思案中です。


なにはともあれ!
特撮はしっかり見てるし、愛してますよ。
ゴーカイジャーもフォーゼも面白いしね。
フォーゼとオーズの映画、超よかったしねー



特撮を愛する皆さまに
今年もたくさんの良い事がありますように。





 
posted by K at 15:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感いろいろ

2011年12月05日

仮面ライダーフォーゼ 第13話「学・校・拒・絶」

 ライダー部が正式に結成されてエンジンは次のギアへ。一話に出てきた、最初にゾディアーツ化した少年が再登場。そして校長が初登場。さらに驚きの蠍座の正体を初披露!

 くっそーーー!見事に最後の方までミスリーディングに引っかかってたぜ。まさか園田先生が蠍座とはな。いや、園田先生はマジで乙女座か天秤座で、その正体はせめて2クール〜3クール終わりまではバレずに行くかと思っていたのに。急に先週から演出に悪役臭が漂いはじめたから(笑)おやおやとは思っていたけど、まさか今週バレでしかも蠍座とはなー 先週の予告をミタ時から、マジで蠍座は校長だと思っていたぜえ。また今回のエピは「蠍座=校長」とミスリードをさそう演出も多かったしね。
 学園が舞台で、ヒーローが生徒の場合、悪の魔の手は大抵その学園の内部。正義と悪が狭い空間に隣り合わせって言うのが面白味だなと思う。互いの正体を隠し通しても、またさらでも、学校に通って学生やりつつ戦い合うはいとつきづきし。今回は先生が悪で被害者とヒーローが生徒、しかも悪側にヒーロー側の正体はばっちりバレていると言う(笑)どーなるんかなあ。

 一話に出てきた三浦くんと、登校拒否の彼を救おうと頑張る弦ちゃん達。隼はちゃんと何度も謝りに行っていたんだね。そして三浦君もそこは汲んでいてくれたようだった(登校拒否の理由ではない)ので、それは嬉しかった。あの役者さん、顔は二枚目だし演技はうまいし、なんか見た事あるなーと思ってぐぐってみたら「レスキューファイヤー」のファイヤー5じゃん!
 ライダー部を公認した途端に三文芝居に参加させられる賢吾(笑)はっちゃけてるなー 見事に阿呆臭い芝居の内容とそこからの言い争いは、お決まりのパターンとしても、それに三浦君が「楽しそうにするな!」って叫ぶのはよかった。彼等や学校そのものを拒否している言葉ではないわけでね。
 スイッチの経験者が再びそれを求めてしまうのは、コズミックエナジーにある種の中毒性のようなものがあるからなのか、その万能感がもたらす精神的高揚なのか、どっちだ?同じ作用はすべての経験者にあるのか、個人差があるのか?それにしても怖いのは自分自身、というのはよかった。そこから救う方法も見つかるのか不明なのもね。そしてその副作用、弦ちゃんには影響ないの?

 理事長と話をする蠍座。「あなた様の星団に加えて頂いた日の喜び、今でも忘れられません。我々の壮大なる夢。…それを常に邪魔するフォーゼ、如月弦太郎。もはや許せません」そこに挿入されたイメージカットは、獅子座、乙女座に加わった蠍座の画。てことは、すでに獅子座と乙女座がいるんだな。また黄道十二宮のゾディアーツは、理事長側が選抜したメンバーってことか。とりあえず大杉先生がゾディアーツでないのは確定だな(笑)
 弦ちゃん達を拒否って逃げた三浦君の前に現れる蠍座に対して、フォーゼに変身!ワイヤーも使った見事な足技アクション。蠍座が園田先生と思わなかった理由がこれなんだよなー 蠍座って格闘中心だから、あまり中の人が女性って印象なかったのよ。ほら、スイッチって本人の性格とか特技を反映するじゃん?まだ校長先生なら分かるんだけどさ…(と言っても、校長先生だって理由も【元・ギャレンだから】くらいしか浮かばないけどさ・笑)
 対してフォーゼは新スイッチ・ハンマー!飛んでくる攻撃をハンマーでぶちかまし、距離をとったらファイヤーで射撃。確かに強くなってるな。そしてランチャーとガトリングを両足に、手はファイヤーのトリプルフィニッシュ!が炸裂したんだけど、なんかいきなりザコさんが出てきたぞ(笑)星屑らしいです。なるほどねー しかもそこそこ強いぞ。
 そして再び襲ってくるザコさん達。煙幕かいくぐって「変身!宇宙キターッ」で、背中がぶしゅーって煙を吐いて大ジャンプ。あの背中のぶしゅー、すごく好きだ(笑)身軽で大勢のザコさんの、畳みかける攻撃にかなり苦戦してしまうフォーゼ。そこでハンマーの重い打撃で応戦。それでも数とスピードで勝てず、エレキに。それでも決め手に欠けて新スイッチ・ウォーターを試用。蛇www口wwwww こーゆーふざけたデザインが似合うよフォーゼ。強烈な水流で、疑似延長キックみたいになってなかなか使えるのなー。+100億ボルト斬りでザコ一掃です。

 あの怪物騒動がありながら、よく学校として続くよなーって思っていたけど、保護者の不満を校長の魅力でねじ伏せていたか(笑)まああんだけのイケメンだから納得だわ。
 いやあ、園田先生は今後どうなるんだろ。蠍座のゾディアーツは1クールの中ボスだと思っていたからね。蠍座撃破は当分先なのか、来週倒されるのか。倒されたとして園田先生は 1.退場する 2.まっとうな先生になる(含・見方になる) 3.すでにスイッチに魅せられているので、次のスイッチが与えられて悪役続行 色々考えられるな!楽しみ♪









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2011年11月30日

仮面ライダーフォーゼ 第11話「消・失・月・戸」/第12話「使・命・賢・命」

 賢吾が月に取り残された!孤独の中で再確認する仲間との絆。ここで来た賢吾との友情エピ!
 時間がなくてブログ書く時間がなくて申し訳ありませんが二週間まとめてどん!でございます。

 メインキャラがそれぞれの経緯でライダー部に入部し、すっかりにぎやかになったラビットハッチ。しかし、まだ「仮面ライダー部」を認めず、名前を呼ぶなと頑なな姿勢は崩さない賢吾が、改めて仲間になった。
 月に一人取り残された賢吾。なりふり構わず必死で助けようとするユウキの行動が裏目に出て、自体は最悪に。恐怖で自暴自棄になり、苦しむ賢吾の様子が胸に迫る。また、賢吾を助ける為に必死なユウキの言葉だからこそ「賢吾の望んだ事を皆がやろうとしているんだ」という台詞をすんなり聞く事が出来た気がする。そこから自分を取り戻し、仲間を認めて月面に旗を立てるシーンの流れがいいなと思う。
 「俺にも仲間が出来たよ、父さんのを志を継いだ仲間が…」孤独な戦いを己に強いていた賢吾が、だからこそ地球に帰りたい、と強く願うくだりはとてもいい。結果的に友子のお陰でなんとかなったわけだけど、ちょっと捻った技ありの展開で面白かった。月面でフォーゼと再会して友情のシェイクハンド。月でライダー部の旗の下、全員揃って改めて仮面ライダー部が成立するラスト、めでたし!

 廃品回収に出されてしまったことで、月への入り口ロッカーの謎が明かされましたな。去年の賢吾の誕生日に届けられた、送り人不明のプレゼントと「そのスイッチが新たなる扉を開く」のメッセージ。いやあ、まさかここでロッカーと月へのルートが繋がった経緯が語られるとは。タイミング的に非常にナイスだな。ユウキが賢吾と関わるようになったきっかけも納得。しかしあれを送ったのは誰なんだ?という新たな疑問も。
 それと理事長だったんだねーあの男は!我望理事長とユウキとの会話はよかった。てか、著作がなかなか魅力的で、ちょっと読んでみたいと思ったぞ。宇宙飛行士だったと言うプロフも、如何にも賢吾の父の死に関わっている感じで、どこまで何を知っているのか悪役として魅力的。
 ついでに言うと今回、園田先生がなんとなく悪役のオーラ纏っていたのがまた気になる(笑)実は彼女が乙女座だの天秤座だののゾディアーツとかだったら面白いんだけどな〜 


 今回悪役の彼、クズ系喪男でいい感じのキモさ(笑)卑怯なやり口もゾディアーツの特徴を遺憾なく生かしていていいね。アクションもなんかへなちょこだし(笑)接近戦だとへなちょこだけど、なかなかやっかいな能力持ちってのもいいな。
 ロッカー壊されて大混乱の所を、さらに女生徒をバスに乗せて海に落とす計画を立てていることに気がつく弦ちゃん達。みんな遠隔操作で操られちゃうのね。操られて変な歩き方する美羽おもしれー(笑)助けに行こうとするのに、妨害してくる蠍座との戦い。やっぱ強くて足技が華麗。接近戦では完全に不利だけど、ファイヤーになって遠距離戦で追い返しました。
 そして走行中のバスの上に立つフォーゼ。結構な速さなのに、いやあお見事な立ち姿。しかしクリンチバスの中に打ち込むのは、ちょっと危ねーぞ(^^;;; ゾディアーツを拘束しても止まらないバスが、海へと真っ逆さまになるのを危機一髪で助けるパワーダイザー、かっこいい!隼が乗り込む事になってから活躍度が増していて嬉しい♪キラーン☆のポーズもかわええな。
 ユウキの説得に冷静になった賢吾からのナビゲートで、エレキ+ステルスで角を折ってからは、あっさりだったな。あのステルス、かなり使えるじゃないですか?ちょっと卑怯だけども。
 ところで、12話の序盤で宇宙空間に取り残されたバイク。前にも同じ事があったけど、アイツは勝手に帰ってこられるってコトなのかしらん?

 1話でメインである弦太郎、賢吾、ユウキが出会い、2話で共に戦うことになり、その後仲間が増えたけれど、この12話でようやくその全てを賢吾が受け入れたと言う形ですね。今までのどこか嫌そうだった様子も嫌じゃないんだけど、あの明るい賢吾の笑顔はとてもよかった。
 ここからどういう展開を見せてくるのか、ますます楽しみな「仮面ライダーフォーゼ」ですね。








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このネーミングセンス好きだわー