2009年04月08日

「天元突破グレンラガン」考・1 序

 唐突ですが。
 あれは19話。死刑囚となってしまったシモンが、それでもカミナシティを守るために、爆弾付きのグレンラガンで郊外の荒野で戦っていたエピで。無数のムガンに、ギガドリルマキシマムを発動、一気に殲滅した時だった。隣で見ていた私の小学三年生の息子が思わず口にした一言…



 「これ!俺の考えた技だよ!!」



 …言わせて頂ければ、私の息子は己の妄想とTV作品を混同する程のバカではない。「思わず口に出てしまった」のだ。しかしこの発言は非常に面白いと言えるのではないだろうか。
 この場合、注目すべきは我が子の想像力とか物語への先見性、などではない。
 まだ10歳にもならない男の子が、「こんな技かっこいいよなー」と、思わず夢想してしまう、そんなリアリティ無視の馬鹿馬鹿しい大技を、見事なまでに繰り出して魅せてしまう「グレンラガン」スタッフではないかと思う。
 思えば初めてグレンとラガンが合体して、あり得ない変形をした時、「おおおーーーこの合体のメタモルフォーゼっぷりは、ゲッターロボを思い出すなあ」なんて感じたものだった。三機のヒコーキが順番を変えて合体することで、三体のロボになる。あの有機的なまでに無茶苦茶な形状記憶合体に、当時小学生の私は憧れを抱いたものだった。(ちなみにこの時点ではこの作品が、石川版ゲッターロボを意識して作られていたことは全く知らなかった。あくまで合体のイメージの話ね) こういうリアリティを蹴っ飛ばしたような「なにか」には、童心がワクワクさせられる。




 「天元突破グレンラガン」は不思議なアニメだ。


 濃厚な内容をたった27話… そのうち一話は総集編なので、実質2クール26話に納めている。しかもそれは4部構成。それぞれに起承転結があり、序破急があり、描かれる舞台とドラマがある。尚かつ第一部8話、第二部7話。第三部6話。第四部5話。見事に一話ずつその加速度とスケールが増していく。この計算されたシリーズ構成!
 その内容は非常に明快。謎ときで引っ張るのではなく、シチュエーションが折り重なっていく中で、キャラクター達がどう考え突破していくのかで物語が作られる。その中で巧に織り込まれていくSFチックなモチーフ。骨太に貫かれ、最終回のラスボス戦で主人公のセリフとして端的に語られるテーマ。
 考え抜かれ、計算し尽くされ、可能な限りの智恵とアイデアを絞り出して、物語作りを熟知した大人が本気で作ったアニメであると言える。



 …それと同時に。



 理屈っぽいのやー、鬱々としたのとかー、萌え〜とか、それがなんだってんだ!
 リアルなメカとか変形は?、俺の知ったこっちゃねー!
 こんなの無理がありすぎる、でもそんなの関係ねぇ!


 こんなの作りたかった、こんなの見たかった、そーゆーのしたいんだよ。
 やれるもんならやってみろ!
 おうおうおう、やってやろーじゃねーかよ!
 俺を誰だと思ってる?!

 ………そんな、ガキんチョが大人になったようなさ。
 そーそーこれこれ〜って、手を叩いちゃって喜んでるみたいなさ。
 そういう無邪気さも感じるのだ。「グレンラガン」には。




 だからはっきり言って、難しい。何をどこから書けばいいのか分からない。しかも正直、テーマは明確に描かれているからこれ以上なにを言うのか、余り語る余地もないようにすら感じる。なにせ進化をテーマの主軸に持ってきてるからナ… これ以上深読みなんて出来ないっちゅーに。
 ま、そんでも語りたいんだけどね(笑)語りたくなるんですよ。
 恐らくそれは、作品の力に、その熱に、「私も何かしなくちゃ!」みたいな気分にさせられるからではないかと思うんだけどね。

 そーそー。なんかさ。この四部構成が「一部は70年代、二部が80年代、三部が90年代で、四部が00年代を表しているんですよ」なんて話があるそーだね?
 それもグレンラガンのスタッフのかなり中心の人がそう語っているんでしょ?
 こーゆーのはさー、作品が全て完結してから言おうよ!(笑)
 深読みする楽しみが一つ減るじゃん!
 てなわけで、そう言う切り口では読み解かないことだけは私の中で決まった!
 …ひねくれ者と呼ぶなら呼べ!(笑)





グレン団 リング/シルバー 21号《予約商品06月発売》


当店価格 10,500円 (税込) 送料別

趣味がいいのか悪いのか判断できないwww

2009年04月07日

「天元突破グレンラガン」について書き始めようと思う。

 私のこのブログでは、主に特撮の感想と考察ばかり書いている。

 といのも、あまり今はアニメを見ていないからだ。子供に付き合ってポケモンを見る以外は、最近では「機動戦士ガンダムOO」を楽しみにしていたくらいで、深夜のアニメなどは視聴習慣がないのも手伝って、チェックすら怠っている。
 高校時代とかはアニメが好きだったんだけどね。あー、でもそれって20年以上前か〜(^^;;; …あの頃のアニメは色んな意味でスゴかった(笑)いつからかなあ、余り見なくなってしまったのは。



 そんな私が近年、まれに見る程夢中になり、熱く燃え上がり、感動で涙を流したのが「天元突破グレンラガン」だった。



 「天元突破グレンラガン」は、そのスピードもテンションも落とすことなく、27話の全てを駆け抜けた。
 その半年間、非常に楽しめたし、数話に一度は号泣するという、熱苦しい週末を堪能出来た。毎週テレビにかじりついて視聴した後は、その勢いのままに感想を書き殴り、全ての話数を視聴した後は無駄に熱苦しい考察を綴った。もうすぐGW。映画の公開も控えたことだし、ここらで重い腰を上げてその「グレンラガン考」を掲載しようかな、と思う。
 「不惑にして特撮に惑う」というブログタイトルは裏切ることになるのかもしれないが、あれほどの感動をくれた作品を観ておきながら、何も書かないのも己の信義に反するだろう。
 そんなわけで、この物語そのものとそれを作りだしたスタッフへのリスペクトを込めて、少々思うところを書き連ねておこうかなと思う。

 …というわけで、明日からちょこちょこと、グレンラガン完結直後から、mixiにてちまちまと書いた長文考察&感想をコピペしようと思います。最初に断っておくと、ほんと私が好き放題書いてるので、「そんなこと製作した人は考えて作っていないと思いますよ」というツッコミは無用です(笑)
  楽しみだねえ、映画。てか、あのあとまとまるのか?(笑)







劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇
[2DVD+CD]<完全生産限定版>


オンラインセール価格\6,426(税込)
今なら \714(税込)OFF 送料無料

ダイジェストでありながら、TV版とは違うお楽しみがあるよ。