2009年03月25日

ケータイ捜査官7・総括

 先週、一年間に渡りさまざまなドラマを見せてくれた「ケータイ捜査官7」が終わった。大団円というには悲劇的であり、悲しいラストではあったが、見応えのある終末描写と美しい別れであったと思う。
 一年を通して見続けた感想を、簡単に覚書をしておきたい。



 やはり「ケータイ捜査官7」の魅力と言えば、そのキャラクターの造型ではないだろうかと思う。
 あのフォンブレイバーという、携帯電話にそのまま、顔と手足をつけたロボット。直線的なデザインに、たって歩くにはちょっと頼りないバランスが、なんとも愛嬌があって可愛い。主に三体のロボが出てくるが、そのカラーとデザイン、個性のつけ方も楽しかった。ブースターとの合体によって機能を拡張するのも、その時にいちいちポーズをつけたがるのも、なんともいえないメカ萌え心を刺激してくれる。「君の心を受信した」「お前は圏外だ」などのケータイ属性な決めセリフもいい。この愛嬌のさじ加減が絶妙で、思わず「うわ自分もこんなロボと友達になりてえぇぇぇ!」と思っちゃう。
 このインパクトに対する主人公は、ちょっと内気でどこかテンパってて心優しい、なんだかちょっとリアルな感じの高校生ケイタ。すぐそこに本当にいそうな彼の等身大加減が、「明日未来」というすぐそこにあるSF世界へ引き込んでくれた。
 セブンとケイタ。彼らの出会いと深まる信頼、そして成長が物語の縦軸として紡がれていく。さまざまな事件に、ぎゃーぎゃーパニクりながら立ち向かう姿はとても楽しかった。

 しかしそれと同時に浮き彫りにされてくるのは、ネットの世界の中で確かに存在している「悪意」の部分だ。そのラスボスとして設定されたのが間明だった。
 彼は結果的に、高度に発達した人工知能が人類を破滅されるのを見たかったようだ。自己存在の解を求め続けたゼロワンは生贄にされ、サードとフォースは立ち向かうも倒れ、それぞれが自分のバディを思いやりながら消えていく。絶体絶命のところまで追い込まれつつも、しかしケイタとセブンの信頼関係が成長させたセブンの「善良なる自我」による自己犠牲で阻止されたのだ。



 物語の結末には色々あるが、このテの物語としては「俺たちはこれからも仲間だ一緒に頑張ろうぜ!」で終わるか、「いままでありがとうさようなら」で終わるのか、そこが最終回前に一番気になるところだったと思う。それでもどこか私は、「ケータイ捜査官7」は前者だと思っていた。全体に作品のトーンは明るいし、私たちの明るい未来を描いてくれるのではないかと勝手に思っていたからだ。だから最終回を見たとき、その喪失感に唖然としてしまった。
 明日未来には、フォンブレイバーはまだ早すぎたのだろうか?

 もともと間明の悪意の基に作られたGENEは、その高度な知能と成長スピードに拍車をかけられることで、完全に人類の敵になってしまった。高度な人工知能と人との共存は、本当はもっと時間をかけるべきだったのだ。
 しかしその巨大な破滅のカウントダウンの中で(あの終末観はすごかった)、バディとして確かな繋がりを持ち、その中で高度な人格を作り得たセブンが全てを我が身に引き受けて消えていく。セブンにそうさせたのは、ケイタとの日々と彼を守りたいという思いなのだろう。その繋がりが豊かだったが故の結末であり、だからこそその自己犠牲が悲しくも美しい。
 結果的に、宗田達の理想は次世代に引き継がれることになったのだろう。ネットの脅威も人の悪意も、結局棚上げ。しかしそこに確かに残っているものがある。セブンの残したかけらがきらきらと輝く未来。その光を見上げるケイタと優璃の若い世代が、きっと実現してくれるのではないだろうか、そんなことを感じさせるラストだった。



 全く不満がないわけではない。例えば一年の長いスパンの中で、途中セブンたちがあまりに人間臭くなりすぎてしまって、ちょっとこれは違うんじゃないの?と思うこともあった。また、桐原というキャラがいながら、ネットの悪意関連に関しては少々おざなりになってしまったというか、最後に間明が全部持ってっちゃったなという印象はあった。そのラストの解決も、セブン一人が犠牲になったとはいえ、少々あっけなくも感じる。
 それでも、この一年間の楽しさ!マジで毎週楽しみにしていた。だからいいんだ。セブンやサードやゼロワンに会えたから。それがすごく楽しかったから。
 だから、ありがとうで終わりたい。そんな気分なのだ。






ケータイ捜査官7 セブン ブラブラセブンスイング


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はーあ、さびしいなあ…

2009年03月18日

ケータイ捜査官7 「明日未来」

 毎週楽しみにしていた「ケータイ捜査官7」が最終回を迎えた。
 この場を借りて、作品に携わった全ての方々にお礼を。
 一年間、どうもありがとうございました。

 見終わった後、なんともいえない気持ちに襲われた。理由は分かっている。私は、ここまで容赦なくすべてのフォンブレイバー達が「死んで」しまうとは思っていなかったのだ。どこかこの危機的状況の中で、ケイタとセブンがなんとかしてくれるのではないかと思っていた。そして笑顔でラストを迎えるのではないかと…
 いや、その予測は半分は正しかった。何故なら彼等は「なんとかしてくれた」のだから。高熱でどろどろに溶け始めているセブンに、ぽつりと落とされたケイタの涙。そこからショートしてメルトダウンするセブン… あの壊滅的な状況の中で、彼等の積み重ねた繋がりが世界を救った。
 ケイタの悲しみとセブンへの思いを、受け止めたかの如く残った涙の形の液晶ガラス。それはセブンに目覚めた「心」なのだろうか。
 GENEの知性は育ち自我を持ったが、心を育てる時間はなかった。心を持たないまま知性が育った自我は、決して他種と共生することはない。そこに愛とか思いやりとかの存在する余地はないから。ぶっちゃけそれは現状の我々なんじゃねーの?なんて皮肉も見え隠れする。
 しかし、バディシステムの中で信頼関係を築き合ったフォンブレイバー達、彼等は違う。彼等は皆、「君のため」に戦い、その中で「死」を迎えてしまった。その存在の純粋さに泣く。泣くしかない。フォースと瞳子との再会と別れ、桐原へのサードの最後の電話、そしてケイタとセブン。それぞれのバディとの別れのシーンは素晴らしかった。

 結局たった一人のマッドサイエンティストが、組織や政府も手玉にとって、世界を破滅に追いやろうとしていたんだな。間明は恐らくフォンブレイバーというものを見て、その中に進化種としての可能性を見出し、その思いに取り憑かれてしまったのだろう。その行動にもう少し説得力があれば良かったなあと思うのだが。思わせぶりなセリフばかりが先行して、その中身がはっきり見えなかった。
 GENEがもたらした恐怖は、「ありそう」であり、正に明日未来の怖さだった。バタバタと倒れていく人々は、「脳が停止」した状態らしいが、死んでしまったのだろうか。死んでいないとしても、目覚めるのだろうか。うーん、考えると鬱になるな(^^;;;
 ただ、ネットワークの中で一つになり、ネットの中を自在に動き回れるGENEが、セブンの中"だけ"に入り込むのはありなんだろうか。「え、ホントにそれで大丈夫なの?」と思ってしまった。ちょっと無理矢理感は否めないか。

 ケイタは、ゼロワンの死に泣き、街の中を逃げまどい、セブンを見守りながら泣いて喚いて怒りに震えて… 見ているこちらの胸まで痛くなるようだった。特に間明に向かって拳を何度も振り上げながらも、殴ろうとしないシーンは迫るものがある。あのシーンは殴らなくて本当に良かった。
 ケイタ、瞳子、桐原。それぞれのバディと別れたエージェント達の胸に、確かにセブン達は生きている。そして微笑む美作…本編ではカットされていたが、EDあとの提供バックの映像では、その微笑みの先に、乾杯する滝本の姿が。きっと、彼女にはその姿が見えていたんだろうなと思う。
 セブンのカケラを空に投げて、キラキラと輝く光。彼等の守った明日未来は、そんな色だといいなと思う。

 しかしまさか、ここまでバッドエンドとはな…
 最後の最後に大逆転して、終わってくれるかと期待していた分、ショックは大きかった。特にその逆転に、もしかしたらゼロワンのチップが生きてくるぞとワクテカだったんだけどなあ。
 それにしてもこのバッドエンド・ショックの源については少し考えて、また簡単に総括でも書けたらなと思う。…あ、でも気力不足で書かなかったらゴメンね(笑)

 なんにしても、「ケータイ捜査官7」は毎週水曜日の悦楽だった。今は彼等に会えない淋しさで一杯だ。ありがとう、バディ!!





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いくらでもスピンオフが出来そうな作品ではある。

 

2009年03月11日

ケータイ捜査官7 「ゼロワンの解」

 バディのために戦い、バディを守る。
 ゼロワンがそこに見つけた、自己存在への答え。

 正直、悲しすぎて感想を書きたくない。
 大体OPが今回は2番の歌詞になっていたのが妙に引っかかっていた。戦いのシーンにアベマリアが流れた時点でヤバかった。血の涙が消え、元来の顔を取り戻して、ゆっくりブラックアウトしていく液晶パネル。それだけでも辛かったのだが、まさか間明に真っ二つに折られてしまうとは…
 基本的に罪深いゼロワンなので、こうなってしまうのは案の定、とも言える。しかしそれ以上に魅力的な奴だった。これは一体のロボットの「破壊」「破損」ではなく「死」である。それを全て言い表しているかのような、ケイタの悲痛な叫びが耳に痛い。

 「バディを守れなかった=バディ殺し」であるという自己存在不安を、ケイタを守りきることで打ち消すことが出来たゼロワン。彼にとってケイタは、その価値がある相手であり、自分に正面から向かってくれた人間だった。
 結局、ゼロワンが求めていたものとは何だったのだろう。ゼロワンがケイタから受け止めたものとは何だったのか。
 余りに悲しいので考えはまだまとまっていない。今、動かない脳みそを無理に動かして考えられるのは「自分を必要としてくれる人のために」「自分のすべき事をしている」状態というのは、最もナチュラルに自己存在を肯定してくれる状態なのではなかろうか、ということだ。
 自己存在理由を求める哲学者の中に、絶対的な答えを出した人がいるのだろうか。解は無に等しいのだ。だが、誰かが自分を必要とすることで、その答えの代わりをすることは出来る。バディシステムをチップに内包しているフォンブレイバーなら尚のことだろう。ケイタの寄せた絶対的な信頼と繋がり。その為に自分は戦えるのだと。
 誰かと繋がっていることで自己確認をする、というのは、フォンブレイバーも人も変わらない。それは愛に似ている。
 …しかし、本当にゼロワンは死んでしまったのだろうか。抜き取られたラムダチップ。彼の心が、魂が存在しているというならば、まだ彼は死んではいない。ゼロワンというフォンブレイバーが紡いでいる物語はまだ完結していないのだ。

 ケイタを守るために、ずらりと並んだブーストフォン。そのシーンはすごくかっこよくて好きだ。でもアイツ等も非常に個性があって可愛かったから、爆発に巻き込まれて大破してしまったのが悲しい。
 今回のケイタの行動には「何故そこで連絡しないんだよ!」とか「そこはゼロワンを掴んでダッシュで逃げろ!」とか色々と文句を言いたくなった。もうちょっと説得力があると良かったのだが。
 間明は久々に本気で憎たらしい悪役だね。これはいい感じだなと思います。そして動き出した量産型GENE!その起きあがる動き、描写がかなり恐い。そしてこの時点でほとんど、間明のしようとしていることが見えてこないのも面白い点だ。
 封印されているセブンとサード。伊達も裏切られそうな雰囲気がぷんぷんしているし、桐原はなんかインタビュー受けてるし。物語はついにラストに向かってスパートをかけた。人類の黄昏。バディシステム。繋がるということ。そして並列分散リンク。これらは一つの解を導き出すのだろうか。

 明日未来には何が待つのか、最後まで見守りたい。





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ううう… 悲しいよー……

 

2009年03月04日

ケータイ捜査官7 「真の敵」

 物語は佳境。ネット社会の自由と無秩序、フォンブレイバーと自我、繋がろうとするGENE…そこから導き出されてくる物語とは?

 非常に緊迫感のあるエピが続く。いきなりセブン達にアクセスしてきた無数のGENE。より多く、より遠くへ。いつかの宇宙ウィルスの如く、より上位の存在へと繋がろうとするラムダチップの成長が少し怖さを感じさせる。並列分散リンクはシャットアウトするようになっているらしいが、そのリミッターは本当に安全なのだろうか?視聴者を不安にさせるさじ加減が丁度いい。
  間明の真の目的とは何なのだろうか。ゼロワンとのやりとりを見る限り、フォンブレイバーに自我を目覚めさせること、新しい種の誕生?を目指してはいるようだ。ネット社会の監視と、フォンブレイバーの自我。この関係性がよく分からない。今のところネット社会云々というのは、元来の目的(種の誕生)を達成するための手段のように感じるけど、どうなんだろうな。間明は自分のしていることに矛盾はない、と言うのだが… 
 セブンの自我の目覚めに、大量のGENEの存在がどう絡んでくるのかが気になるところだ。

 一方、セブン達が夢を見ること、自分の存在価値に迷うことなどに、全く何の抵抗もなく「セブンはセブン」と言い切れるケイタ。セブンに誤解を与えたことに素直に謝るところもいい。その姿勢は、実は序盤から少しもぶれていないなと思う。セブン達というのはバディシステムに依存した存在なんだけど、ケイタは最初から、彼等を独立した個性と捉えているんだよね。それがよく表現されたセリフだった。
 そんなケイタという愛すべき主人公がバディ殺しの標的にされてしまう、という間明の計画はショックだ。

 サブタイトルが「真の敵」だったので、伊達たち以外の、更に上位存在の意外な人物でも出てくるのかと思ったが、そうではないようだ。ケイタと宗田の会話のシーンは非常に感動的だった。またゼロワンを心配して話し合う、ケイタとセブン・サードのシーンの夕日の美しさ。こんな穏やかな時間が続けばいいのにと願わずにいられない。
 ゼロワンはいち早く間明の目的に気付いて立ち向かったけど、相手の方が一枚上手か。土下座までするとはなあ(どこで学習したのか知らないけど)。あの大量メールの時も、さっさと防御していたし、何を察知したのだろうか。まあその辺は突っ込まない方が吉か(笑)てか、こーゆートコでも突かないことにはやりきれないじゃん!ううう、ゼロワンよ死ぬなよー

 伊達と秘書との会話、なんとも微妙な表情を浮かべる秘書に、もしかしたらまだ裏があるんですか?と思っちゃいました。この一連の流れを牛耳っているのは、伊達なのか、政治家なのか、間明なのか。まだ現時点では分からないね。また桐原の動向も気になる。裏切りとかじゃないと信じているぞ。
 ああ、来週は見るのがちょっと恐いな…





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2009年02月25日

ケータイ捜査官7 「目覚める遺伝子」

 ついに動き出した、国家規模の巨大な陰謀。量産されるフォンブレイバー。そして裏切り。不安を抱えたまま、物語は更に先へと進む。大きな揺らぎのエピ。

 桐原のエピを前回やったことの意味が、ここで大きくクローズアップされた。量産型のPBの目的が、国家が介入・管理して、ネットの規制をすることだとは。
 間明といつぞやの政治家秘書、それとやはり黒幕は伊達だった。ちょっとキャスティングがベタすぎて、逆にそれはないだろうと思っていたんだが。しかし理想主義的な宗田との比較もあって、真逆の性格である伊達がそう言う立場になると言うのは、ストレートでいいかなと思う。
 GENEに対するそれぞれのキャラの反応も「らしい」し、量産型である分ちょっと没個性的なAIを持つGEANの"喋り"も適度な感じ。彼等の存在に対して、一般人は喜び、アンダーアンカーのメンバーは不安を抱く。いつの間にか身の回りの多くの人が、GENEを使っている。あの折りたたまれたままの手足は、妙に不安をかき立てるね。
 そもそも、【ネット】【ウェブ】というのはあくまで通信網であり、文字通り網目状の人と人の繋がりそのものだ。それが危険な存在として、怪物のように一人歩きしている。そこに必要なのは、規制なのか、理想なのか。色々考え方はあるだろうが、この「ケータイ捜査官7」という物語が、どういう結論を導き出すのか見守りたい。

 間明の並列分散リンクやPBへの危険視と、今回の行動の矛盾。繋がることを恐れるくせに、バディシステムを組み込む矛盾。色々な矛盾がケイタとセブンに迫ってきているイメージがあるね。
 そんな中、ケイタだけが明日未来に対して楽観的な態度を取っている。それはセブンと、体当たりで作りだした信頼があるからなのだろう。一方セブンは、かつてのゼロワンと同じ悩みを抱えているようです。いやゼロワン、お前の忠告は正しいよ… 
 あ、でもゼロワンだけがあんなになっちゃった理由として、伊達が「ゼロワンだけ制限回路を外した」発言があったね。これはきめ細かいと思った。

 間明がいきなりCMに出ている!急にハデにヘアスタイル変えたのはその為か(笑)間明達の計画は桐原、そしてケイタへと… ケイタ、死ぬなよケイタ!
 もしかしたらまだまだストーリーに隠し球や気付かなかった伏線があるのかも知れないな。最終回まで後少し、一話たりとも見逃せない。

 それにしても宗田のカメはかわいい。アレもロボットなんだろうか。聴かれちゃまずいから車から追い出したの?






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こいつはGENEじゃないよ!

 

2009年02月18日

ケータイ捜査官7 「セブンの見る夢」

 機械であるはずのセブンが見た夢。それは「見せられた」夢ではあるのだが、予想を超えて成長しているセブンのAIに、大きな揺さぶりを掛けてくる。終盤に向けて、ついになにかが動き出した。そんな予感があるエピ。

 あの「夢」には、間明はどこまで介入しているのだろうか。恐らくセブンのAIに対して幻影(的なデータ)を読み込ませることで、発生したものだろうし、ある程度セブン本人の記憶と反応から再構築されているようだ。
 彼のAIがどこまで成長していて、その結果として人の心のようなモノが芽生えていると理解した方がいいのだろうか。その辺りの加減は非常に難しいところではあると思うが、少なくとも間明は「孤独感」というものをきっかけとして、セブンを新しい段階に成長させようとしているのかなあ、と思った。
 バディシステムを前提として作られたフォンブレイバーにとって、バディの喪失は自己存在の否定に等しい。それをゼロワンは「孤独」と表現し、セブンは「寂しい」という心に気付く。そして今もゼロワンは「バディを失ったことのあるセブン」に対して、大きな関心を抱いているし、セブン自身も滝本に対して、今も特別な思いを抱いている。彼等のこういう反応は、やはりバディシステムなしには考えられないんだろう。
 だから、自立して、機械同志で集まろうよ、繋がろうよ。そして並列分散リンク!ってことだろうか、あの誘導は。以前、間明は並列分散リンクの問題を散々指摘していたけれど、今回のこの誘導と彼の目的はどう関係するのか。人間に帰属する存在ではないフォンブレイバー…確かに新しい次元の存在ではある。これからの終盤の展開、この問題提起をどう決着付けるのか楽しみだ。

 ケイタの何気ない言葉に、微妙な反応をするセブン。最後にケイタの「(お前が電話なのは)知ってるよ」と言ったときの、セブン表情は何を意味しているのか気になる…
 でも人間扱いされることを願う…とは言うけど、ケイタは最初から人間扱いというか、同等の目線で仲間として扱っているよね。

 今回はゼロワンが非常にかっこよく、しかも萌えでございました。
 冷静な状況判断と対応の的確さ、その映像的な表現もよかった。そしてかわいいんだよね。「俺がいるだろ」と言われた後、うっ…となって、ちょっと笑ってた表情とか!「……余った」とか!ナニゲにウサ耳っぽいとか!「ちゃくしんかんりょー」とか(笑)全体が重苦しく、不可解な問答で構成されたエピだったので、こういう分かりやすいゼロワンのほのぼのは非常によいです。





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あ、なにげにロクが(笑)

2009年02月11日

ケータイ捜査官7 「桐原とサード」

 桐原の悲しい過去の事件とネットの闇。問題を生々しく浮き彫りにしつつ、そのやるせない結末も含め、真面目に描いたエピ。

 13年前の悲惨な殺人事件。その間に桐原は、どんな思いで過ごしたのか。警察に限界を感じ、条件付きでアンダーアンカーのエージェントとなる。彼が物語に登場してからずっと、どこかストイックな姿勢を崩さなかったのは、これほどの強い思いを抱えていたからだった。
 その話を聞いた故・滝本の「考えろ」という言葉。そしてその姿勢を受け継いでいるかのようなケイタの行動。また、桐原の今までの経緯を重々承知していたからこそ、美作は敢えて桐原の判断に任せたのだろう。アンダーアンカーの面々の、それぞれのリアクションは非常に納得するものがある。
 ゼロワンが桐原を見て「かつてのバディに似ている」と言っていた。色々な意味に取れるだろうが、私は「傍らのバディが見えていない状態」なのかなと思った。ここは他の方々の解釈も聞きたいところです。

 しかし何よりも今回、胸を打ったのはやはり、サードの桐原への態度だろう。液晶カバーのシール越しに自分を見つめるバディとの出会いの思い出。サードらしい丁寧な物言いで、彼の素晴らしさを切々と語る言葉。我を忘れてアカツキを殺しそうになる桐原に、必死で追いすがる行動。そして、キレる。
 私はこの作品の中で、PBが人間臭過ぎる行動をするのは好きではないが、今回のキレるのはよかったと思う。今までのサードの言動パターンから、余りに意外。桐原の手を止めさせる程のインパクト。そして「縁を切らせていただきます」…
 桐原はその言葉で諦めた。確かに桐原がアンカーエージェントになったのは、復讐が最大の理由だったろう。しかしその間に、共に戦い抜いたバディであるサードとは、当初の目的を越えた絆が生まれていた。復讐より大切な"バディ"との絆。
 アカツキは逮捕されたが、報道の伝える名は少年A。匿名のネット掲示板では勝手なことを言い合う連中。事件がもたらしたネットと犯罪の悪しき関係。そうしたこの物語の結末はやるせない。しかし、桐原の側で彼を讃えるサードは、変わらぬあの低姿勢で支え続けてくれている。どうしようもない現実の中で、それはささやかな救いだ。きっと犯人に復讐を遂げる以上に…

 都市伝説刑事の若い方、ついに歩くケータイと対面!あの唖然とした顔はよかった(笑)慌ててケータイのフリして、不具合で足が飛び出ているサードかわええwww 私はいつ「ところで今の歩くケータイですよね?」とか言うんじゃないかとドキドキしちゃった。さすが空気読んでましたな(笑)
 ラストに間明の影。ここからこの「ケータイ捜査官7」の物語は正念場なのだろう。「明日未来」に確かな繋がりは生まれるのか。




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2009年02月04日

ケータイ捜査官7 「逃げられない恋」

 トラブルメーカー・瞳子の恋エピ再び。ゲストにバナナマン日村という強烈キャラを迎えて、徹底して笑い路線の作り。

 まだ「ケータイ捜査官7」も序盤の第6話が、瞳子メインの恋話「逃げる恋」だった。今回はその逆で、彼女が追いかけられる側になることで繰り広げられるドタバタ。ギャグエピな上、アンダーアンカーの捜査などは全く関係ないので番外色が強い。
 相変わらず巻き込まれるケイタに、逃げの一手の桐原らアンダーアンカーの面々。その辺は「逃げる恋」の例があるので、割と予測しやすい内容ではある。が、ストーカーから追われて振り切りたい瞳子が、あの手この手を繰り出すのが、短編集のような構成で見やすいなと思った。
 回転寿司のワサビ寿司の下りは、無駄に熱苦しいカズと周りの阿鼻叫喚の対比が、凝ったカメラワークと演出で盛り上がった。ホントに馬鹿シーンなのに、いいもの見たなって気がしたよ(笑)カズが甲冑+匍匐前進でやって来るシーンも、ズボンが脱げているのが徐々に見えてくるのとか(しかも二度繰り返す・笑)、いいなあ。
 そう言えば、コンクリの天井の直撃を受けて瞳子が倒れるシーンとか、ケイタが反応したのみで、サラっと流されるのな。こういう馬鹿馬鹿しさが平気で成立するのが今回のキモか。
 一体どうなるのかと思ったら、意外や意外のハッピーエンドで、えええええ?みたいな(笑)瞳子は笑いのツボを押されたんだね。カズに惚れたのか、お笑い芸人カズのファンになったのか、ちょっと確信持てなかったけど、とりあえず幸せになって下さい♪

 カズ役の日村、彼ならではだったなあ。あの顔のインパクトはすごい。濃いぃ恋愛ターミネーターぶりでキモいながらも、なんか一生懸命で一途なのが滲み出ているのはいいね。
 先週は美作部長についても同じ事を書いたけど、今週は桐原さんがマジメな顔で逃げ腰なのは楽しい。瞳子におだてられて話に乗る辺りも、ケイタと一緒に「え」って言いたくなるね。

 今回のフォンブレイバー。ぶつぶつ言いながらメディック着身とか、ゼロワンの留守電のBGMがアベマリアとか、色々ツッコ見所は多い。それなりにファン心をくすぐるポイントをちょこちょこと織り交ぜているなって印象。セブンのるるる-♪はなんか変(笑)いっそ「徹子の部屋」では歌えば良かったのに!(嘘ですごめんなさい)
 しかしなんでこう、彼等のギャグ描写?はオヤジ属性なんだろうか…




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わさび寿司は、TVチャンピオン激辛王でも難関だったのに…


 

2009年01月28日

ケータイ捜査官7 「誰かが見ていた」

 警察の新システムを利用した何者かに、陥れられた仲間。その騒動の中で笑わせつつも、最後にきっちりシメる、この番組らしいエピ。

 久々に大きなスポットを浴びたキカイ君。グラインダー初登場のエピのダイジェストを、冒頭に切り取って見せたくれたのも嬉しかった。ケイタも捕まってしまったキカイ君を心配して心ここにあらずだったり、連絡を受けて駆けつけて珍妙なアドバイスをするところなど、そのリアクションが如何にも彼らしい。
 二人のやりとりは自然で、互いの言葉への反応も楽しい。逃げ延びて「エッチなこと考えたでしょ?」「…ちょっと」の辺りは、彼等の言葉がセリフとは思えない「それっぽさ」があっていい。何気ないシーンに役者の良さが引き立つよね。
 逆恨みで犯行に及んだ犯人と、話をしに行く二人。気持ちを真っ直ぐぶつけるキカイ君と、「大切なのは使う人の心だろう!」と、はっきりと言い切るケイタ。この辺はグラインダーが生まれた経緯に、最初に実験したときのエピを思い返すと味わい深い。フォンブレイバーも、結局バディの心を受信して役に立つロボットになるわけで、深みのある話だった。
 キカイ君、色んな意味で変わったなあ…非常に好ましい変化ではあるけれど、最初のキャラ立てからするとちょっと驚く。もうちょっと出番があって、彼の成長が自然だったら尚良かったんだが。

 今日のセブンは、ハナほじる仕草してみたり変なオヤジ化していて「えー」と思った。私自身はこういう変な人間臭い演出は萌えない(笑)それにまた、平気で犯人の前に姿晒すしなあ。でも今回、その辺はテーマに関わるからまあいいか。とは言っても、扉の向こう側で「ちゃーん」「カモンベイビー」の声の後、扉が吹き飛んでセブン登場のシーンは非常にかっこいい。その扉を再びグラインダーで破壊、キラキラと輝いて落ちるのを見て犯人が「かっこいい…」と呟く下りなどもとても良かった。
 犯人役のふかわりょう、なかなか達者な役者ぶりで、キャラの雰囲気も含めよかったと思う。
 捜査する側の美作と桐原もよかったね。警察のシステムに対するそれぞれの考えを話し合うシーンも端的。美作部長はクールで有能な上司としての描写がありつつも、ボケも炸裂。「…そして熱唱」には大笑いさせていただきました。ガクトしかり、DAIGOしかり、美形が真顔で変なことを言うと最高に面白いなwww
 さて、次は瞳子か(笑)





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この商品は気になるんだよね。

 

2009年01月21日

ケータイ捜査官7 「ケイタとタツロー」

 二人の高校生の友情を、大きな誇張もなく淡々と描いたエピ。しかしその視点は温かく、画面の見せ方も叙情的で美しい。観ているともどかしさと同時に懐かしさも感じた。

 親友とのすれ違いから心を閉ざしたケイタと、それを追う優璃。初めて引っ越してきた頃の回想から、あの時のと同型のユンボを見た瞬間、時が止まったようになる。そしてケイタの話がかぶさっていくという演出はよかった。
 ケイタのタツローの話と、それを聞いて自分の考えを言う優璃。二人の発した言葉はとても素直だと思った。今回、彼女はとてもよかったね。

 私は今回のエピを観るまで、一体どういう形でこの二人の関係を修復するのだろう?と思っていた。しかし見終わった後のストレートな印象は、前に踏み出した人は後戻りしないという現実であり、互いを思いやりつつも自分が今いるべき場所にそれぞれ帰る2人の姿だった。それでも「ちょっと変わってしまった親友」に対して、複雑な思いを抱えつつも「頑張れよ」と精一杯言ってやるタツローと、その言葉を素直に受け止め噛み締めるケイタ。そんな彼等の姿に、ちょっとやるせない気持ちになりつつも、二人とも頑張れよと思いたくなるのだ。

 優璃だけでなく、ナニゲにちょっといいお兄さんぶりを披露した桐原とか、こっそりタツローの元にやってきたゼロワンなど、周りでそれなりに色々フォローする連中も温かかった。今回は全体にシリアスな色合いながら、セブンが気にして声を掛けずに尾行するところにコミカルなシーンを配置することで緩急を付けていたと思う。
 しかし、いきなり挿入された間明には驚いたぞ。なんかまた意味深なことを言っていました。量産?なになに??





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