2008年12月23日

超星艦隊セイザーX考・1 序(笑)

 「超星艦隊セイザーX」。

 超星神シリーズの三作目を飾ったこの物語は、そのシリーズが持ち続けているポジティブな精神をそのままに、一話から最終話までを貫くドラマを見せてくれた素晴らしい作品だった。
 今日からしばらく、セイザーXについて、そして可能であるならば超星神シリーズについて深く考えてみたい。




 セイザーXは、主人公達や敵役であるはずの宇宙海賊デスカル三将軍のキャラクターのやりとりが、余りにも面白いので忘れられがちではあるが、その背負っている舞台世界はかなり重い。
 闇に包まれネオデスカルにより支配された500年後の世界から、未来を変えるために「使命」を背負った戦士達が過去の地球にやってくる。それまでの超星神シリーズ二作が「地球を守るため」だったのに対して、今回は「すでに侵略されている未来の宇宙」から、「他星の戦士達が現代の地球にやってくる」というシチュエーションだ。

 コスモカプセルという、どんな願いでも叶えてくれる超自然的な存在。すべてはそこから始まった。

 物語で語られている歴史を考察するに、宇宙海賊達は大昔にビオード星の人々によって地球を追い出され、地下と宇宙に別れて住むようになった。地下のサンダーラに「百万年に一度扉が開き、運命の人と出会う」という伝承が伝えられていたのと同じように、宇宙へ旅立った人々の末裔(宇宙海賊)もその時に合わせて地球に帰還するように伝えられていたはずだ。それがバーダー艦長の「地球に行きコスモカプセルを集めろ」という指令なのだろう。
 恐らく元来の歴史では、海賊達は「地球は元来我々のもの。我々こそが地球を支配する」という考えで願いを唱えたことは容易に想像が付く。
 そしてその願いには、自分たちを追い出した民族の末裔とその文明の滅びを願う意味も込められてしまったのだろう。その結果、コスモカプセルの力が「負の力」として発動することになってしまったのが、セイザーXが変えたい「闇に包まれた未来」ではないだろうか。




 この世界を覆う「闇」とはなんなのか。単に比喩表現かと思っていたら、第3クールにダークアルマーなるものが出てきた。じゃあある種のエネルギーなのかと思いきや、最後までそれについてはちゃんと語られることはなく、それが物理的なものなのか精神的なものなのか、今ひとつよく分からなかった。が、もしも無理矢理解釈するならば、やはり地球人とその文明の滅亡…そして「他種を滅ぼしての支配」という意識波動ということになるのではないかと思う。
 このダークアルマー、実は私達も心の中に持っているのだ。
 「恨み」という感情を思い出して欲しい。非常にやっかいで面倒な感情の一つだ。それに囚われてしまうと、他の全ての感情すらも焼き尽くす程のネガティブな力を持っている。
 それが個人の心の中ではなく、地球規模・宇宙規模で展開しているのがセイザーXの宇宙観といえるのではないだろうか。




 しかし「闇に囚われた宇宙」は、自らの血を引いた一つの異分子を作り出す。その異分子は自己の崩壊を覚悟の上で、戦いを挑むのだ。
 時空を超えた闇との戦い。
 それはシャークと宗二郎の出会いから始まる。






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Vol.2はもうないのか…orz

2008年12月16日

セイザーXについて書こうかと思う

 このブログには週に一度、mixiで過去に書きつづった熱苦しい特撮考察を、少々リライトしつつ転記している。ぶっちゃけて言えばこんな長文、誰が読んでくれるのか正直疑問だ。
 それでも転記するのは、やはり好きな作品について思い切り語る場が欲しいからだ。


 で。先週で「ウルトラマンメビウス考」が完結した。
 来週から今更だけど「超星艦隊セイザーX」を語り倒したいと思う。


 「仮面ライダー龍騎」で特撮を見るようになって以来、一番好きな作品は何ですか?と言われたら、悩みに悩んで「超星艦隊セイザーX」と答えると思う。本当に楽しかった。毎週笑って泣いて燃えた。こんな素晴らしい特撮作品、見ていないのは損だ。
 大好きな作品なので、当然、私の考察も長い(笑)とある人から「Kの長文モードは、本気の証」と言ってもらったことがあるけれど、正にその通りの長文連載になる。

 だから、私の考察なんて読んでくれなんて、贅沢は言わない。

 でも、なんかの拍子に私のブログを読みに来た人が、記憶の片隅にでもいい、「超星艦隊セイザーX」という作品名を留めてくれますように。そしていつか、この作品に触れる機会がありますようにと。

 そんな思いを込めて、来週から長い長い考察を転記していきたい。




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君が空になる 君が星になる