2010年08月17日

MM9-MONSTER MAGNITUDE- 第六話

 案野が突然巻き込まれたタイムスリップ。三話の謎の少女も再登場。叙情的な中にも緊張感のある映像に引き込まれる。

 さーて、どこから感想を書いたものかな…

 なんせ今まで気特対の奮戦を、リアルとフィクションの間で描いていたはずの番組で、いきなりの超展開だもん(笑)ちょっとびっくりしちゃったぞ。なにがはじまったのお?って。
 で、ここに謎の少女が絡んでくる訳だ。第三話で登場してさっぱり意味不明だった彼女。ここでこういう形で出てきたんだなー 明らかに案野のタイムスリップには彼女が関わっている。
 しかし、今回もその理由とか意味についての説明は、物語には一切ない。あの海の生き物についても、少女が祖母の思いを利用して作り出したのか、それとも生まれてしまった怪物の行方を見守っていたのかすら、ハッキリとは分からない。そもそもなんでそんな力が彼女にあるのか。色々なぞは深まっている。超能力者なのか、Sなのか、それとも…
 それにしてもこういう形で再登場してきた事で、もしかして今後も忘れた頃に出てきて何か大きな関わりを持ったりするのかな、なんて期待してしまう。唐突に始まったタイムスリップエピではあるが、その時にこそ、このエピの本当の意味が分かる…の…かもしれない。

 さて。前にも書いたが、MM9って非常に画面の色合いが印象的な作品だと思うのだけど、今回は案野が飛んだ過去がすべてモノクロ映像という、かなり思い切った色の使い方をしていた。例えて言うなら小津映画、だろうか。良き昭和の原風景的な雰囲気が漂う画面。そしてこには、どこか物悲しさすら感じられる。
 この哀しみはどこから来るのか。
 色々な捉え方があるし、私は余り言葉にしたくない気分でもあるのだが、こういうブログを書いていて何も語らないと言うのもおかしな話なので、自分なりに解釈を書いてみたい。

 女が子供を産む…という行為は即ち、女性から母親にならなくてはならないと言う事だ。それは女の人生にとって、一つの決別でもある。「女性」としての自分の中に、ある種の遺恨のようなものがある場合はなおのことだろう。父への思い。祖母のそれは純粋ではあるが、エディプスコンプレックスに通じるのかもしれない。
 案野の元に投げ入れられた「禁断の惑星」というキーワード。これを素直にSF映画の名作を指しているのならば、あの海に浮かんでいた胎児のようなものは、イドの怪物であるという解釈になるのだろうか。「私が産んでよいものか」「この子は生まれてきてよいものか」それは自らに宿している、生まれてくる生命の否定でもある。そんな妊婦の自問自答が、一つの脅威を作り出したのではないかと。
 だから、「生まれてきてもいいのだ」という回答を父親からもらった時、あの不思議な生き物のようなものは崩れるように消え去ったのかなと、そんな風に感じた。


 うーんそれにしても、見ごたえあったな。EDもモノクロで余韻があるし、三回繰り返して見ちゃったよ。…てかぶっちゃけ、一回目は何が何だかわかんなかったお(^^;;;







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BDあったけどアメリカ版だから日本語字幕はないぞ!

posted by K at 21:13| Comment(0) | TrackBack(3) | MM9
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