2010年07月26日

MM9-MONSTER MAGNITUDE- 第三話

 密室劇エピ。この「MM9」というドラマを、端的に表した内容。

 一話で出現した巨大な砂浜の痕跡と不気味な卵。二話では蠢く触手とぐちょぐちょの死骸。さあ、どうテンションを上げてくるのかなと思いきや、これが三話目に来るという面白味。Mは出てこないが、ぶっちゃけ私は今までのエピでは一番これが好きだ。
 公務員であり、仕事としてMの出現を予測をしなくてはならない彼等。それぞれの地位と役割と性格が絡み合い、そこに外部からの取材という切り口を加える事で、気特対という集団で働く人々の輪郭をはっきりさせてくれる。
 あらゆる可能性をチェックし、その危険度を判断し、過去の事例を検証・予測する。オペレーターの見つけた「無視できない事案」に一気に緊張感の増すシーンでの、モニタが次々と切り替わる所は非常に良かった。その結果それがMではなかった、という事実が逆にこの物語の面白さだと思う。彼等の対処も行動も、どこかそれが彼等の「日常」である事を感じさせるんだよね。「慣れている」のだけれど「だからこそ仕事の重要性を知っている」んだなという印象があった。
 主人公の朏(今回で名前を覚えた・笑)は、キャラに少々デフォルメされた突飛さは感じるのだけど、今回は女性としての切なさや可愛らしさがあって良かった。汚いトイレの便座で、ヒールを脱いでケータイを弄るところ好き。
 個人的に今回のエピで一番キャラが立ったな〜と思ったのは課長。それまでのらくらしていたのに、緊急事態の連絡に「二分で行く」とうどんを残して席を立つ下りは、食堂のおばちゃんに謝るまでの一連のセリフ回しも含め、彼がベテランなんだなと思わせる。待機を解除した時、新人と朏の肩に手をやるのもいいね。部長もどこか色々な事を飲み込んでいる雰囲気で、相変わらず味があるな。今のところ、常に卒の無い灰田の活躍も見たいものです。

 ところで、中学生記者のあの意味深な視線を持つ少女については、ちょっと私には判断しかねた。裏設定なのか、映像上の遊びなのか、それとも今後の伏線なのか… 彼女の扱いがどこか中途半端で気持ち悪い(笑)メヂカラのある美少女だったよねー
 後細かいところで申し訳ないんだけど、最初の四分割画面の演出、物語全体を見た時にちょっと浮いて感じてしまう。本部のモニタの雰囲気に寄せてあったわけでもないしね。あと第二話で出てきた画面左隅の時報?もあのエピ限りなんだね。「仮面ライダークウガ」みたいに、常に出てくるのかと思ってた。客観性があって割と好きだったんだけど残念。
 ところであの曽我部さんって人、実はラスボスじゃないよね(笑)







MM9
* 創元SF文庫
* 山本弘


860円(税込 903 円) 送料無料
在庫あり(1〜2日以内に発送予定)
残りあと34個です

原作本ですね。

 
posted by K at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | MM9
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/39836865

この記事へのトラックバック