2010年03月29日

侍戦隊シンケンジャー・考察 其の七「破天荒」

 代々、侍の一族に伝わるモヂカラ。それは家系の才能なのか、業なのか。

 「シンケンジャー」の世界は、ヒーローが社会認知されている。侍達は人の世を守るため長きにわたる戦いを続けているわけで、それも当然だろう。「志葉家の黒子さん達」は地域によく馴染んでおり、侍達をサポートする榊原のような家もある。だからもしかしたら、この世界では志葉家の生活費に税金が使われているかもしれないな、なんて思う(笑)
 人の世を守る、という大義。そしてそのために生きる家系。彼等は自分の夢や希望を棚上げにして、その命を懸けて戦うのだ。
 そして影武者である丈瑠もまた、志葉家当主の重荷を背負う。正統なる継承者を守るため、仲間の侍をだまし続け、外道衆と戦い抜くと。




 多少のいざこざはあるものの、シンケンジャー達には明確な主従関係が形成された。そこには非常にストイックで自己犠牲的な姿がある。彼等がそこにいるのは正に「伝統」であり「家系故の宿命」だ。そして物語はそのまま進行していくかに思えた。
 そこに突如としてやって来るのだ、金ピカの寿司屋が。

 梅盛源太は「シンケンジャー」の持っている世界の、言わば「家系の呪縛」のようなものからは一切自由な存在だ。受け継いだモヂカラもなければ、背負わなくてはならない大義もない。剣は我流。誰に強制される事なく、ある日いきなり勝手に名乗り出て戦いに参加してきた。
 性格は至って天然で一途。義理人情に厚くて気っぷが良くて、江戸の町人とか寿司屋ってこんなイメージだよなって感じ。喜怒哀楽もメリハリがあって、性格的にかなり流ノ介に近いものがあるのだが、純粋培養の侍である流ノ介と立ち位置は真逆だ。
 もちろん源太には燃えるような正義の心があり、だからこそ侍達に迎え入れられるのだが、そもそもの発端は丈瑠への友情だ。幼い頃に出会った同じ年ごろの男の子同士。孤独の中で修業の日々を送る友達が背負っていた、計り知れないほどの重荷。いつか自分が彼を助けるのだと、源太は心に誓い、その通りにした。
 侍達は皆、「人の世のため」家の宿命に縛られているのだが、源太は違う。源太の家は夜逃げ…つまり社会的な負債を負っていたわけで、どちらかと言うと「人の世に裏切られた」環境でもあったはずだ。そんな親のカルマから独立した立場で、自分の意思で友を助ける道を選び、剣で戦う技を会得し、モヂカラを解析して自らのものとした。

 しかし、突拍子もないところからやってきた男だからこそ、侍達は何度も助けられる。特に彼の研究開発したモヂカラ理論とでもいうべきもので、幾度も危機を救われ、パワーアップを果たした。
 私は物語を見る限り、恐らく丈瑠達が如何に頑張って戦っても、伝統を受け継ぐだけでは復活したドウコクや外道衆には勝てなかったろうと思っている。そもそも影武者が立てられたのも、シンケンジャーがだんだんと弱体化してきた事が原因だという。それが単き継がれるモヂカラが弱まってきたのか、その過酷な運命故に侍の成り手がいなかったのか、深い事情は分からない。ただ、「家」と言う閉じた環境は、進化や発展を停滞させてしまう傾向はあったのではないだろうか。そのガチガチな例が終盤の憎まれ役、薫姫の側近・丹波なのかもしれない。
 血と才能で引き継がれていくものに、外の世界の視点から理論を与える。これは非常に重要な事だ。伝統は後生大事に受け継ぐだけでは消えていく。どこかで新しい風を入れ、前進していく事で息を吹き返す。かと言って、革新という名目で破壊すると、二度と戻らない大切なものを失うのだろう。




 源太は侍達と、認めあい調和しつつ、新しい技術で戦いをサポートした。
 互いに必要だと、仲間だという意識が、シンケンジャーをさらに強くする。


 しかし源太の役目はそれだけではない。




 …すみません。源太の項は長くなるので、ちょっと分けて書きます。つづく(^^;;;









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改めて見るとすごい武器だwww

 
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