うーん、困ったな〜 …とりあえず、今回のエピについては子供を持つ親としては、一言苦言を呈しておかなくてはなるまい。
「身体的に怪我を負っている」のであれば、治療する事が最善の対処だ!
…元来彼の腕は逆上がりをするのには辛い程の傷だったはず(あれほどの身体能力を持ちながら、鉄棒から落下している)。それを痛みを乗り越えるために、さらに痛めつけるなんて尋常ではない。傷が開いて包帯に血がにじんでたじゃん!この場合の正しい対処が有るなら、片手だけで十分に戦えるだけの技術を身に付けることじゃないかな。もしくは、怪我は完全に治っているのにPTSDで左手に思うように力が入らないので、そこを頑張って逆上がりで克服、とかさ…
というのも、今回のお話はこの点を抜かせばなかなか良かった。だからこそ、こういうアラタの荒療治(にすらなってないと思うけど)を、子供がまねする可能性だってあるんだよ。足に怪我しているのに無理して走るとかさ。いかんよーいかん!
これって、日常生活で如何にも有りそうなシチュなんだよね。運動会の前に怪我したとかさー 子供たちが「アラタも頑張っていたから」って理由で、無理しようとする事だって多いに考えられるんだよ。だからこそ子供番組なんだから気を使って欲しいところだな。
とまあ、そういう非常に重要な問題点を孕んではいたけど、他は良かったかな。特にアラタが学校では「人間の世の中に無駄な事はない」と教えてくれたと、さらりと言うところ。天使の学校が、天使の見習いにそんな風に教えてくれている…という夢。いいね。それを当たり前のように話し、受け入れているアラタと言う青年の、天使らしい純粋さ・善良さもいい。
デレプタとの一騎打ちで、「この宇宙とって取るに足らない無駄な存在」と言われたときの、ゴセイレッドのセリフ。「無駄って言ったな…屑って言ったな…そんなわけない。どんな小さなものだってこの世に無駄な存在なんかないんだ!」ここからの一気逆転になるわけだが、ここはすごくよかった。彼の声は、驚くほど力がある。ふんわりしたキャラなのに、ここと言うセリフがぐっと聞かせるから、ヒーローとして魅力的だなと思う。
今回の無駄と諦めず努力する…というのは、むしろアラタ以外の四人が、竜巻で訓練を重ねてヒドウに勝った部分の方が説得力あるんじゃなかろうか。特にランディック兄妹は見事にやってのけたわけだし、そのあとのパワーアップもランディック属性だったんだからね。
今回の敵、ズバット名乗りw いやあびっくりした(笑)今回、後半は五人で名乗りをしてから戦い、一人と四人に分かれてのそれぞれの戦いに突入したね。
デレプタとの一騎打ちは、がらんがしゃんと周囲のものを倒しながらの激しさ。苦戦しながらの問答は、なかなか聞き応えがあった。逆上がりからの一撃もかっこよかったね。「出来過ぎだよ、練習していた逆上がり、いきなり戦いに活かせるなんて…」諦めず信じるから奇跡を起こす。それがヒーローなんだよ、望君。
一方の四人はきっちり見切って一撃でやっつけ、シークブラザーカードで呼び出したヘッダーで一斉攻撃によるとどめ。珍しくいつもの必殺技を使わなかったのが目新しい。「俺の仲間は皆の仲間」だっけ?ハイドが言ってたのも嬉しい。
巨大戦、一人コクピットで変身がとけてしまうアラタ。飛べないのなら走ればいい!で激走するロボ。どちらも珍しいなー 個人的には、ここで「離されちゃう!」と諦めかけるのが、能天気なピンクなのはちょっとおかしいと思う。ここはハイドじゃねえの?まあいいか。…と、書いていたんだけど、後から見直してみたら、つい口に出しちゃった、って感じだったわ。失礼。
「諦めない!」とパワー全開のランディック兄妹…で、なんと新しいヘッダーが。足下強化のランディックゴセイグレート!今度のロボのモチーフはよく分かんないな。前のは一見してすぐに海賊さんだ!って思えたんだけど。でも必殺技のドリルキックはいいね。もうちょっと見せ方に迫力があるといいんだけどなー
俺ももっともっと強くならなきゃ…と再決意のアラタ。
「この世の中に無駄な事はないもん。やってみるのが大事なんだ」と、ノゾムの逆上がりの練習を見守る一同でラスト。安易に逆上がりを成功させないのがいいな。
ゴセイヘッダーシリーズ
「ランディックブラザーセット」


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恐竜とクワガタとモグラ?と思ったらサイだったw