2009年12月09日

秋の宵、戦士に出会った

mixiからの転記。
ちょっと前の話なんだけど忘れないうちに書き留めておこうと思う。





まだ金木犀が満開だった時のことだ。


夏に比べると随分日も短い。
家を出たときは夕方だったはずが
ちょっと立ち読みしたりゆっくり買い物しているうちに
帰り道はすっかり暗くなってしまっていた。

夕飯の献立をママチャリのカゴに入れて、夜の住宅街を走る。
するとやや遠くに一匹の猫の後ろ姿が見えた。
(私は視力が1.5あるからね)
猫は、その猫背を街灯に照らされてうつむき加減で座っている。
さらに近付くと、前足が招き猫のように上がっていて
下に向かってネコパンチを繰り出しているようだった。
何をしているんだ?と思った時には猫は迫ってくるチャリに気付き、
さっと道路沿いの家の庭の中に逃げて、
あとには小さな枯れ木のようなモノが残った。


猫はなにを狙っていたんだろう。
興味を持ってその枯れ木のようなモノに近付いてチャリを停めた。



カマキリだ!



それも私の掌くらいある、デカいやつ。色は薄茶と緑のツートン。
こんなデカいカマキリは、何十年ぶりだろうと思うくらいデカかった。

「あ、目が合った」と思った。

カマキリは、後ろ足をぐっとアスファルトの上で踏ん張り
腰の下でぶわんと羽根を広げ
カマを胸元にしゅっと引きつけて
背筋を真っ直ぐ上に伸ばし
三角フラスコのようなシルエットで、こちらをぐいっと睨んでいる。

こいつは、さっきまで猫と戦っていたんだ。
人に例えればゾウより巨大な敵とガチンコで。
しかも、その闘志を私にまで真っ直ぐに向けてくる。
多分指先で突こうとすると、あのカマを振り上げて威嚇してくるのだろう。

カマキリはすげーな。

ママチャリに乗ったゴジラに遭遇して
丸腰で相手に挑める人間なんているのだろうか。

少しの間、私はカマキリと見つめ合っていたけど
無駄に戦士の精神を消耗させるのも申し訳ないので、その場を去った。
彼はあの後、どうなったのだろう。



でもあの夜道で出会ったカマキリのことを思い出すたびに
「がんばらなくちゃな」って思う。







昆虫超・びっくりパワー


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小さい頃はデカいカマキリをご近所で沢山見かけたもんだ。


 
posted by K at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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