2009年04月24日

天元突破グレンラガン考・3 力

 地下で暮らすか地上で死ぬかという、過酷な生活の中で生きる人々の心を揺さぶり、行動に駆り立てる男カミナ。
 彼は時代と抑圧された螺旋族の集合意識が生んだ「SEED MAN=種を蒔く人」であったのではないか…と仮定して話を進める。



 ……だとするならば。
 時代と集合意識が生みだしたもう一人の存在、それがシモンだ。
 彼等は正に一対、互いが互いを必要とする魂の兄弟であった。



 カミナが閉ざされた暗闇の向こうに光を見出し、逆に限界や不可能という言葉を一切関知しない(出来ない)という特異な性質があったように、シモンにもまた時代の求める究極の力が与えられている。それを一言で言うならば…

 突破力

 …とでもいうべきものだ。それ以外は全くもって平々凡々、大きな取り柄も特徴もない。が、目の前の何かを打ち砕き、人をその向こうへと導く突破力、それには天才的な力を発揮する。単純にはその力は「穴掘り職人」としての技術として見ることが出来るが、「穴を掘る」というのは彼の力の具体的な現れに過ぎない。
 それをカミナは見抜いた。シモンは自分のことを全く分かっていなかったが、種まき人であるカミナは、その力が螺旋族を覆う闇を貫くものであると、無意識の領域で気が付いたのだろう。だからこそ年下で、どちらかというと地味な少年であるシモンを「自分がしたいことを実現してくれる力を持った男」として全人格的に信じているのではないだろうか。

 よくよく物語を思い返せば、カミナはあれほど大きな影響を人々に与え物語を動かしているが、重要な局面を切り開いているのはシモンなのだ。
 最初に二人で繰り出した必殺技「ラガンインパクト」。これはその典型とも言えるような技で、カミナはシモンをラガンごと力の限り放り投げるだけ。あとはシモンが一気に敵をドリルで貫いて殲滅させる。まさに「丸投げ」。肝心なところは「それはお前がやるんだよ!」というわけだ。
 しかしカミナはシモンには出来ると「分かっている」し、シモンはそれに応える「力」がある。

 だったら最初からカミナのチャネリングとシモンの突破力、この両方を持った人物が生まれてくれば早い…と考える人もいるだろうが、それはちがう。
 それらの能力は全く別のものなのだ。作曲家と演奏者が違うのと似ている。SEED MANと開拓者はそれぞれ、その能力に特化されているからこそ運命の切り札となりうる。螺旋力とは単体よりも、組み合わせることで最もその力を発揮する。



 カミナはシモンに言葉という名の光を与え

 シモンはカミナに魂の進む道を切り開く。



 ある日シモンが掘り出した小さなドリル。
  「似合っているぜ」「それはお前のだ」とカミナが宣言することで、少年シモンは「穴掘り」から「螺旋の戦士」になった。
 運命の覚醒。大宇宙を舞台にした遠大な運命の序曲が幕を上げるのである。
 そんなことは、カミナもシモンも、知る由もなかったのだが。





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うおおお、これはwwwww

 
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