2009年04月02日

トミカヒーロー・レスキューフォース 総括

 先週「トミカヒーロー・レスキューフォース」が、最終回を迎えた。
 本当に楽しい特撮ヒーロー番組だったと思う。簡単ではあるが、思うところを書きたい。


 ぶっちゃけ、最初のうちは「ユルいなー」と思っていた。大人の目線で見る限り、1クールは試行錯誤しているような気配も伺えたと思う。この作品に於ける「ユルさ」については、今更言うまでもないだろう。組織としてのレスキューフォースの在り方しかり。ギャグシーンが今ひとつノリが悪いのしかり…
 また、キャラクターもなかなか掴みにくかった。これに関しては、一番キャラが立ったのは隊長、次にレイかなと。主役のヒカルは「レスキュー馬鹿」として、響助は「サポート系兄貴キャラ」としては機能していたが、それ以上のプラスαが欲しいな、とも思った。また寿里はボケキャラとしては良かったのだが主役エピに恵まれなかった印象もある。
 しかしアクションとメカシーンはかっこよかったんだよな〜 主題歌のノリの良さにCGのかっこよさが映える。「爆裂的に鎮圧せよ!」という言葉は面白かった。言葉の妙が(笑)爆鎮完了!など言葉がキャッチーなのもいい。
 まーそんなこんなで、「特撮はかっこいいけど、ユルい組織のユルいエピだなあ」という感想で、しばらくは見守っていた。それが2クール以降にどんどんボルテージを上げてきて、今はすっかり大好きな作品だ。



 でも、私がここで改めて書きたいのはそんなことではない。
 大切なことは、そんな「大人目線の理屈」ではないのだ。
 何故ならこの作品は「トミカヒーロー」なのだから。



 トミカ!

 言わずと知れたミニカーのシリーズだ。幼い男の子は、乗り物が大好きだ。その中でもクルマ・トミカ派と電車・プラレール派に別れるのだという。ちなみに私の息子がまだ幼い頃、それはそれはトミカが大好きだった。
 大人から見ればただの玩具のミニカーなのだが、子供達とってそれは憧れの縮図と言える。掌に載るクルマ!目線をミニカーの高さに下げて、指で押しながら夢中で眺める。彼等の頭の中に広がっているのは、純粋に憧れる強くて大きなクルマのかっこよさだろう。
 恐らくこの作品に一番惹かれるのは彼等であり、幼い男の子が初めて出会うヒーローとして存在しているのが「レスキューフォース」なのだ。組織がユルいとか、ギャグがイマイチとか、そんなのは当たり前だ。もっともっと視点を低く低く、地上1mくらいから見上げる世界。その視線の先にあるのが「レスキューフォース」なのだから。

 人生で最初に出会うヒーローは、子供達に何を伝えるのか。

 色々選択肢はあるだろうが、この番組が選んだのは「命の大切さ」だった。
 時代の流れもあって、正義という言葉が揺らいでいる現代。そんな中でも唯一、絶対的な価値を持って守り抜かなくてはならないもの、それが「命」だ。「人の命は地球よりも重い」そんな言葉を掲げて、全力を尽くしてレスキューをする。だから、レスキューフォースは、揺るぎない。

 そう言う大切なことを伝えたいからこそ、ヒーローはかっこよくなくてはならない。その貫く姿勢がキラキラと輝いていなくてはならない。
 見所の多いアクションと素晴らしいCGは、それを十分に満たしてくれた。特に男の子の憧れを、そのまま再現したかのようなあのCG!見るだけでワクワクする迫力あるクルマ達。あのメカシーンを見ると、私は自分の中の「男の子因子」が揺さぶられる。理屈抜きでかっこいいんだ!そんな熱い気持ちが湧いてくる…

 きっと「トミカヒーロー・レスキューフォース」に出会った子供達は、その記憶が失われてもきっと、心の中なにかが残っているだろう。
 「人の命は地球より重い」。言葉で表現するのは簡単だが、それを実感するのは難しい。しかしテレビのかっこいいヒーローが、その全力で守ろうとしたものはなんだったのか。一年間、君が見てきたヒーローが常に言い続けていた言葉はなんだったのか。
 彼等の姿が、理屈を越えた「思いの種」を胸の奥に蒔いたのではないだろうか。




 こういう、子供達に向かってストレートに作られた特撮には、その作品世界に独特の純粋さがある。こういう作品はより評価され、愛されるべきであり、一人の特撮ファンとしてこれからも作られて欲しいなと思わずにおられない。
 本当に楽しかった。ありがとうレスキューフォース!





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ゴツいけどこのデザイン好きだなあ。

 
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Excerpt: 何気なくネット見ていたらトミカの関連する記事を見つけました。私もコレ見て参考に...
Weblog: トミカ
Tracked: 2009-04-11 11:17