2009年01月27日

超星艦隊セイザーX考・5 三人の将軍

 バカが主役の超星神シリーズ。

 ちなみに「仮面ライダー龍騎」の城戸真司も馬鹿キャラだったけれど、城戸真司の場合は「馬鹿」、超星神シリーズの主役達は「バカ」というイメージがあるのは何故だ(笑)その細かい差異なども考えると面白いかも知れないけれど、真司とタクトはツッコミ属性と言うことで共通点がある。周囲の立場の違うキャラ達に「なんでだよ!俺わかんねぇよ!!」と言い続け、問い続け、迷うスタンスに私はそれを感じる。
 案外この主役キャラが「ボケかツッコミか」というのは奥が深い気がしてきたな…

 ともかく、「セイザーX」の物語を引っ張るのは、平和な時代に生まれた地球人として戦いに参加した安藤拓人だ。彼は常に問いかけている。そして体当たりでお互いの気持ちや立場の違いなどを理解していくのだ。
 その一方で、超星神シリーズの「熱血ボケ主人公」をそのまま体現したキャラを、何故か敵側に配置したことが「セイザーX」の面白味を深めたと言っても過言ではないだろう。




 みんなのアイドル☆火将軍ブレアード(はぁと

3baka.jpg


 上の画像は、まだセイザーXが始まる前に雑誌に掲載されたものなのだけど、これを見た超星神シリーズのファンなら誰もが「えーと、これはジャスティライザーの三人組なんじゃないの?」と思う程度には、如何にも超☆神な雰囲気を漂わせている(笑)そして案の定、第一話にしてこのすっとぼけた三人組は、誰からともなく「三馬鹿トリオ」と呼ばれるようになった。
 ブレアードは直情型。余り考えないし単純明快。バカでボケの超星神主役遺伝子を、誰よりも色濃く受け継いでいる。
 アクアルは三人の中で一番、清く正しく美しく「悪役」。敵には情けを掛けないし、目的を達成するためなら手段は選ばない。性格も女王様風味のS属性。
 サイクリードは知性派のスタンスのはずなのだが、余り争いを好まない優しさの方が強調されている。結果的に悪役としてはトボケた味わいのキャラクターになっている。
 猪突猛進バカとオトボケだけでは頼りないところを、女王様が締めることで悪役らしくはなっているのだが、なんとも愛すべき三人組だ。超星神のバカボケ主人公に慣らされていた私達は、ついつい見ていてオモシロいこの三人組に肩入れする。あまりに楽しい連中なので、見ているうちに「やっつけたくないなあ。フツーに宇宙に帰るか地球で仲良く暮らしてくれないかなあ」と考えてしまう。



 面白いのは、この三人が地球に来た理由というのが「バーダー艦長に命令されたから」ということだ。彼等はこの時点で、地球に対して特に憎しみも野望も抱いてはいない。宇宙海賊と言うからには、今まで必要があれば他の星を荒らして物資を略奪していた訳で、今回もそのノリだったのだろう。
 一方セイザーX側も、再三アドが「我々の目的はコスモカプセルだ」と語っているように、宇宙海賊の殲滅を第一義としているのではない。
 それぞれの目的が明確だったからこそ、戦いの中心には常にコスモカプセルがあり、その争奪戦に勝利することが肝心だった。そこには不思議と「憎しみ」の感情がキャラ同志も少ないという奇妙な敵対関係になっている。闇に支配された未来から来たアド達は多少は思うところもあるのだろうが、シャークが徹底して「殺戮での解決ではなく、コスモカプセルを消滅させることでしか未来は変えられない」ということを伝えていたと思われる。

 視聴者側は「三馬鹿トリオ面白れえぇぇぇwwwww」と、思い入れが増していく。それがかなり高まってきたのを見越したかのように、タクトとブレアードが無敵のゴミ箱の中に閉じこめられるという「普通なら男女で恋愛フラグ」なエピが待っている。
 閉鎖された空間で三日間、「ツッコミバカ・タクト」と「バカボケ・ブレアード」の掛け合いと高いシンクロ率は期待通りに面白かった。しかも腹を割って話し合い、協力し合って脱出する過程には不思議な説得力がある。ここの大きなポイントは、互いに余り憎しみを持っていない二人だったと言うことだ。戦ってもしょうがないし。じゃあなんで戦ってるんだよ?と。
 そして性格も感性もそっくりなこの二人が、物語をダイナミックに動かしていくことになるのだ。



 余談だけど、着ぐるみにもやはり「美形とブサイク」がいると思うのだよ。如何にもカッコイイデザインとか、あるじゃん?で、ブレアードをデザインした人が、後日「こんなキャラになるならこんなデザインにしなかったのに」と言ったとか、そんな話をネットの噂で聞いた。
 ブレアードみたいな役回りって、人間が演じるならかなりイケメンが選ばれるような感じだし、着ぐるみとしたってもうちょっと二枚目風なデザインもあったんだろうけど、あの赤くてトゲトゲしているところがいいんだよね〜(笑)




 案の定長い戦いになりそうだ。続きは来週(^^;;;




超星艦隊セイザーX 音楽集(上)


本体価格 2,500円 (税込 2,625 円) 送料別
取り寄せ(1〜14日以内に出荷予定)

毎週見ていたときはホントにドキドキしてました。


 
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/25989136

この記事へのトラックバック