2008年12月30日

超星艦隊セイザーX考・2 シャークと宗二郎

 コスモカプセルの調査のために過去の地球に行くはずが、ワームホールの事故で1960年代に来てしまうシャーク。そして彼は、若き日の宗二郎と出会う。



 宗二郎がシャークの宇宙船の修理をし、シャークが心を開いて自分の秘密を語るようになるまで一年。コスモカプセルを集め、最終的に戦う決意をするまで更に一年。再び戻ってくること、宇宙海賊と戦うことを約束をして二人は別れる。
 シャークは未来に帰り、反乱軍を結成する。幼かったレミーが成長しているところを見ると、反乱軍を指揮し始めて10余年が経っているという計算になる。その間シャークは、仲間を集め物資を確保し、闇の勢力と戦いながら来るべきその時のために準備していたのだろう。
 宗二郎は、40年を平和な地球で過ごす。才能に溢れる彼は、その技術力で世界に名を轟かす程になっている。その一方、シャークが来た時のために一人でコスモカプセルを集めつつ、自分の家族には「いつか地球に宇宙海賊が来る」ということを、ストレージリングと共に伝えていた。自分が戦えない時は子どもが、孫が、シャークとの約束を果たせるようにと。
 その長い年月、シャークも宗二郎も、決して相手のことを疑うことはなかった。2005年、本当にやってきた宇宙海賊とセイザーX。未来から一方通行の通信の中で、シャークは当然そこに宗二郎がいると信じていたし、宗二郎はいちどは死んだと思われたシャークが生きて現代にやってくると確信していた。

 それ程までに固く結ばれた二人が成し遂げようとしていること。
 それは達成した時に、シャークの消滅を意味するかも知れないというのに、それを承知で二人は運命に闘いを挑む決意をしたのだ。



 私は「セイザーX」という作品について考える時、この二人の
「時空を超えて貫こうとした強い思い」が、物語の背骨とでも言うべき部分ではないかと思う。
 もしも自分を、世界を、宇宙を、大きく変えなくてはならないと思うなら。その規模に拘わらずその時に必要なのは、時間と空間を超えて貫かれた強い意志力だ。このままでは駄目だ、変えて行かなくてはならないと決意する心と自分を信じる思いだ。
 シャークと宗二郎の思い。闇に包まれた未来を変えていく。優しく温かく光に満ちた世界を守る。その為の強い意志…ある種の「覚悟」を背負ったこの決意こそが、「セイザーX」の描く世界だ。


 未来と現代、二つの時間軸を貫いて共鳴し合う意志が、志を同じくする若者達を呼び寄せ、ついに「その時」が来る。
 時空を超えた戦いは始まったばかりだ。




超星艦隊セイザーX超星戦士ひみつ図鑑


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セイザーXのムック本って、出てないんだよ…

 
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