仮面ライダーキバ 「ララバイ・心を解き放て」

　渡の復活エピ。自己アイデンティティを失って閉じこもっていた心を、最終的に解き放つのはやはり自分自身だった。
　この物語の中で度々出てくる言葉「自分の音楽」。自分の魂の声を聞けるのは自分だけであり、存在理由はそこにある。だから渡がそれまで、誰の言葉にも耳を貸さなかったのが、私個人としては説得力があった。「僕は僕として変身」というのも彼らしい。ただそこに至る過程が、もうちょっと説得力あるといいのに、真夜とのシーンだけで済ませちゃうから「えええ」な人もおおいんじゃ？過去編もあるから時間が寸足らずなんだよな。「キバ」って物語の非常に残念なところでもある。
　ところであの首に巻いているアレ、渡を縛る鎖の象徴だと思っていたんだが…　母親が巻いていたなあ…　うーん…

　とりあえず前回危機一髪だった名護さんは無事。しかもビショップに一矢報いてめでたしめでたし。
　今回一つの目玉だったのは、健吾ではなかったかと思う。彼も自分自身への絶望感を他者に押しつけて目をつぶっていた、弱い自分を認めた。何故か大阪弁も復活（笑）でもあの独白のシーンは嬉しかったし、ほろっと来た。
　嶋さんの太牙に対する思いというのはどうなんだろうか。彼等の疑似親子関係がどんなものだったのか気になる。もしかしたら嶋さんは本当に彼なりに太牙を大切にしたかったのに不器用なだけだったかもしれないし。その辺はまだ分かんないね。
　太牙はキングとしてのプライドと野望、渡への愛情、それぞれがブレンドされた具合がなかなか良い。あのデカいのは量産型なの？深央は名前の通り、かなり奥深いキャラになってきたな（笑）

　過去編は、怪物トリオを封印したのはキングであることが判明。あーなるほどねと思った。ちょっとガルルの風呂シーンは笑っちゃったよ。キモ怪しすぎる（笑）
　そしてついに告白キター！音也も真夜も本気か。ユリかわいそうだ。まあでも、あれほど愛を口にしていた音也が、最近いい加減な態度を取っていたのは、心変わりであることがはっきりしたわけで、魂を理解されちゃ仕方ないよね…と言うべきか。正直、子供番組でこの展開とは驚くよ。
　真夜の涙、ガルル封印で激高する音也、炎に包まれる戦いの舞台。すげー後を引く展開になって参りました。




サウンドロップコンパクト 仮面ライダーキバ 全6種セット


メーカー希望小売価格 1,200円 (税込)
価格 939円 (税込) 送料別

これってキャッスルドランの声はハズレ扱いなのかなw