2008年08月25日

北京五輪とマスゲーム

 北京五輪、閉幕。
 普段余りスポーツ観戦しない私ですが、世界トップのアスリート達の試合は、チラ見でもやはり迫力がありました。北島の男泣きと、女子ソフトボール実況席の宇津木元監督の号泣には、思わずこちらも貰い泣きしたりしましたわ。
 しかし基本的にスポーツ脳がささやかな人間ですので、終わってみて圧倒的に印象に残ったのは、開会式と閉会式でしたねえ。
 私は開会式の時に実家に帰っていたので、あの開会式をハイビジョンで見ることが出来たのはラッキーでした。自宅はBSも引いてないんだもん!あっても見ないからさ、テレビ… デジタル導入もどーしようかなー…



 しかしすごかったですね。開会式。

 あの音と映像と舞台装置とマスゲームの融合は素晴らしかった。巻物…絵巻というモチーフを一本、聖火の点灯まで繋げたあたりもすごいな。また、あの聖火台の形が巻物の形しているんだよね。花火を惜しげもなく使う辺りも見事だったな。
 あ、CG使ったの、吹き替えが別の少女だの、民族衣装の子供達は漢民族だの、そんなのは想定内だから、言及しないからね(笑)

 内容はもちろん中国文化マンセー!ではあるわけですが(笑)勝谷誠彦が某番組で「その中国文化を思いっきり破壊して革命したんだろお前等は!」とか言ってましたが、その辺は置いといて!(^^;;; 
 なんでしょうね、この胸に沸き立つ思いは。日本人の血の中には、黄河文明への永遠の憧れが染みついているのでしょうか?今の中華様ではなく、「あの古の大陸文化」に、たまらないロマンを感じるんだな。
 太鼓が「友遠方より来たる」を歌ったり、竹簡を持った二千人の孔子の弟子が出てきたときは、その衣装デザインも含め「うおお」と思ってしまった。父はあれを見て「欧米の連中に孔子なんて分かるのか?」なんて言っていたけど、どうなんだろうね。私達がソクラテスとかプラトンとかの名を知っている程度には基礎知識なんだろか?

 でもって開会式も閉会式もそうなんだけど、マスゲームがすごかったね!
 「全体で見せる」ことを考えて練られた構成、衣装、振り付け。会場も含めた一つのオブジェになっていた。ああいう広い場所で、最も効果的に魅せるにはどうすればいいのか、完璧に計算されていたように思えた。
 人はそこではひとつのドットに過ぎない。しかしそのドットの一つ一つがまた、素晴らしく身体能力が高い。
 あれだけの演出。そのための練習。どれほどの時間と手間と人数が必要だったのだろうか。あの迫力は、ただのドットでは出ない。ひとつひとつが生きた人間だからこそ、ただの電光表示とは全く違う力が生まれてくる。

 マスゲームに感動があるのは、この「一つ一つが独立した命でありながら、全体が織物のように構成されている」というのが、宇宙の真理の一片を物語っているからかも知れないな…なんて、オカルトラブ(笑)の私は思う。
 それと同時に、あそこまで見事だと逆に恐いのだ。宇宙の理では、命の粒を織物のように構成するのは「神」とでも呼ばれる上位存在なのだろうが、マスゲームの場合は「人」だから。何百何千という人々を一つにまとめ上げた精神力の中に、底知れぬ闇が見え隠れする。

 そんなことを思いつつも、この開会式と閉会式の演出が素晴らしかったことには変わりない。色々な意味で、今後これ以上の規模のセレモニーは望めないだろうな。




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またよろこばしからずや。

 
posted by K at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感いろいろ
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