2008年08月19日

仮面ライダー龍騎・10 たどりつく境地

 「龍騎」という作品に出てきて、強烈な個性を放った4人の主役ライダー達。彼等は「強いモノが勝ち残り願いを叶える」というエゴイズムが支配する戦いの中で、自分が胸の奥に抱き続けていた【本当の思い】に目覚めていく。それがこの特撮作品の、ヒーロースピリッツの顕現でもあった。

 あなたは「仮面ライダー龍騎」の4人のライダーで、深く思い入れた人物はいただろうか?
 例えばヒーロースピリッツから一番程遠い浅倉に、一番感情移入していたとしても、物語を見続けることで否応もなく他のキャラクター達の苦悩や葛藤が飛び込んでくる。それらは決して乖離することなくあなたを巻き込んで、クライマックスに突入する。


 病室で北岡が「城戸はどうした?」と尋ね、「相変わらずだ」と答える蓮。そこに流れる雰囲気に、真司が今まで叫び続けてきた「戦いをやめろ!」という言葉が無駄でなかったことを嬉しく思ったのではないか…

 からっぽの法律事務所に唖然とたたずむ浅倉。そこに何か今までと違う感情を予感しなかったろうか…

 死に行く真司に向かって「お前こそ死ぬな!」と、心の中で蓮の叫びに共鳴しなかったか。そして例えようもない喪失感の中、それでも最後までライダー達の戦いがどうなるのか見守ろうと、最終回を迎えなかったか…



 龍騎、ナイト、ゾルダ、王蛇。彼等の作りだした大きなドラマのうねりの中で、私達は4つの視点から同時にこの戦いの世界に参加させられていたのだ。

 不器用で未熟なヒーロースピリッツとそれを持ち続ける勇気。
 静かに胸の内に抱く愛、それを貫き通そうとする意志。
 己の限界と弱さを受け入れる、慈悲ある知性。
 衝動的で何ものにも囚われない自由、そして愚かさ。

 互いの命と命を賭けた戦いの中、彼等は自分自身の深い心の中に真っ直ぐに向き合い、だからこそ彼等それぞれの【境地】に達することが出来た。
 私達はその4方向のアプローチを、物語というバーチャルな世界で体験できるのである。





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まだ売ってたよ!びっくりした… 私は当然持ってますが(笑)
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