2008年05月31日

仮面ライダークウガ・2 愛と戦い

 人々の笑顔を守るため、クウガとなって戦う五代。
 元来の自分の姿でないものに「変身」して、果ての見えない決死の戦いに挑む。

 戦うことは、元来の五代という人物の「好きなこと」ではない。彼は自由であることを何より愛し、あちこちにふらりと出かけてしまう自称冒険家。たまに帰って来ても、桜子さんの研究室の窓から入ってくる程度には常識の枠を超えた男だ。
 そんな彼が、大好きな冒険を後回しにしてしたことは、最も嫌い(と思われる)戦い、それも相手を完全に消滅させる戦いである。自分の笑顔をすり減らして、人のために戦う行為が、五代にとってどれほどのストレスであったことか。

 話はずれるが、ちょっと違う視点でこのことを見てみたい。
 愛とお金というのは似ている。愛は無尽蔵に見えて、実はそうでもない。一人の人間が、一度に放出出来る愛は限られている。しかし、日々の生活の中で愛情もギブ&テイクがあり、それなりに宇宙と惑星の具合により(ちょっと話が怪しい方向ですが、実は私は占星学の勉強してたのだ・笑)外部からの補給もある。この辺は給料や商いと一緒だ。
 これが常にプラスで決算されていればいいのだが、たまにマイナスになることもある。そうすると人は落ち込む。恋人同士に例えると分かりやすいのだが、ラブラブの時はいくらでも尽くしてそれが楽しかったのだが、あまりに片方がその愛情にあぐらをかいて、愛情のギブ&テイクを怠ると、尽くす側は見返りのなさに段々と愛情がすり減ったり、最悪の場合は自尊心が損なわれてくる。つまり愛の借金状態。愛は無償のものであり見返りを求めてはならない、なんて誰が言ったのか知らないが、実際はそうはいかないものだ。
 ただ、この「見返り」がなくてもかなりの愛を放出出来る人がいる。それは基本的な愛の基盤がデカイ人だ。資本金が多ければデカイ商売が出来るのと同じだろう。ある程度のエネルギー・キャパがあれば、無償でも奉仕が出来たり、エネルギー不足を起こしたときも他で補填したり、人からの感謝を自分のエネルギーに変換出来たりする。

 五代は間違いなくそう言うタイプの人間なのだが、余りにもあてがわれた負担は大きかった。それは深い悲しみとなって己の心に蓄積する。
 しかし頑張っているのは五代だけではない。「クウガ」の世界では、総ての人が自分の出来る限りの「ちょっとの無理」「あともう少しの頑張り」を己に課して戦い続けるのだ。
 ちょっと一足飛びに最終回の話になってしまうが、「クウガ」の最終回は決戦ではなく、ひたすら後日談で終わっている。批判もあるが、私はあの最終回は必要だったと思う。彼等の背負った大きな負担は、癒されるべきだと思うから。



バンダイ S.I.C. LIMITED
仮面ライダークウガ ライジングフォーム


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価格 6,500円 (税込6,825円) 送料別
仮面ライダークウガのライジングフォームセット。
4種のライジングフォームに換装可能。
原型製作:竹谷隆之氏
 
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