2014年04月05日

キルラキル考察・2 キルラキルってそもそもなんなのよ?

 「キルラキルはダチョウ倶楽部」という岡田氏の言葉(前回参照)。
 要約すれば「(マニアが好きそうな)それっぽいことを大げさに表現しているけど、感覚的に好きになれない」みたいなことかなーと私は思った。あくまで私なりの捉え方なので、「はあ?」と思う方は一次ソースを是非ご覧になって下さいね。
 私がこれを聞いた時の感想は「いやちょっと共感するけど、でももったいないな」だった。私も序盤は同じように感じていたからこその共感と、それを覆すほどの面白さがあったからのモッタイナイなんだな。

 でも逆に「どうして貴様はそんなに気分的に乗りはぐっていたと言うのに、本腰を入れるまで2ヶ月近くも『キルラキル』を見続けたのだ?」という疑問が出てくる。
 そりゃ堀内賢雄氏&稲田徹氏の声を聞きたいというのもあったけど(17話の蟇郡vs薔薇蔵は至福でございました・笑)、同じくらいかそれ以上の理由が、「なにかある」のが伝わって来たからだ。



 この「なにかある」感というのは、「これだけ作り込まれているんだから、きっと何かあるに違いない」という一種の作品や制作者への信頼感のようなものだ。
 説明がない。わけが分からない。でも怒濤のように物語が進む。いやでもそこには、深く考えられて作り込まれた作品独特の熱がある。何か意図があるんじゃないかそんな手触りがあるぞと。
 そう言う意味では「グレンラガンのスタッフの作品である」ということが、一つの信用にもなった。

 岡田氏が「それっぽい事を大きな声で言う」というのは、熱さに釣り合う深みが物語に感じられないということでもあるだろう。あと「引き算の美学」みたいなのがない(笑)
 うん、引き算は、ま〜ないよねえ!(笑)しかし熱さに釣り合う深みは「本当にないと思うのか?」と言われると、いやそんなことはない、伝わりにくいけども。と。むしろ分かりやすいくらいド派手にぶちかまして、覆い隠されているものがある…ような気がした。

 そもそも「キルラキル」という「何語だよ!どーゆー意味だよ!」な題名。例えば「学園制覇 キル☆ラ☆キル」みたいな副題が付けば少しは物語へ のイメージが湧くかもしれないけど、それもない。でも物語を見て行く事で、「服」という言葉の考察とイメージそして連想、それらが物語の骨組みにがっしり と入っているのに気付くのに時間はかからないだろう。

 「服」とは、まず思い浮かぶのは名詞で、すなわち毎日私達が身につけ裸を隠すこれだ。熟語にするなら洋服・和服・私服・制服・服飾・服地… 
 と、同時に動詞「服す」でもある。動詞であるなら自動詞なのか他動詞なのか?「服す」か「服される」か?服従・屈服・征服・感服・服喪…
 服は「着る」もの。「きる」着る・切る・斬る そして自動詞か他動詞か。きるかきられるか。キルカキラレルカ。
 学生に制服はつきものだ。制服で戦う。征服する。それは学生服じゃなくて極制服だ。言葉遊びと連想がどんどん世界観へと広がって行く。実際書いていて、服という字がゲシュタルト崩壊しそうになった(^^;;;

 足し算と掛け算だけの演出が紡ぐド派手な世界。それが感覚に的に合った人はラッキーだ。
 そうでなかったら戸惑ってしまう。よく動くアニメだけどなんじゃこりゃ?と。さて!ここで「なにかありそげだな」と思って見続けるのか、「それっぽくつくられているけど好きになれない」と見切るのか。もうそこは何かプラス αの信頼がなくてはならない。それが「あのグレンラガンのスタッフならやってくれているはずだ」であったり「好きな声優さんが出てるから」だったり「キャラデザが気に入った」であったりするわけだ。
 全ての人に全部見てから文句を言えとは言えない。視聴者も時間は惜しいのだから。で、私は見る事にしたわけだ。このハイテンションな物語の顛末が知りたかった。




 果たして。すげー波が来ちゃったよ。後半。
 もうね。15話終わったあたりでがらりと変わる。

 いやあ、特ヲタなら見切りつけたスポンサーサイドの要請で、プロデューサーと脚本家が首をすげ替えられたのかと思うよね!OPEDも変わっちゃうし!(笑)(笑)

 …余談だけど、キルラキル最終回を間近に控えた一週間の「頑張れトリガー!」のムーブメントは、奇しくも「仮面ライダー響鬼」の前半後半騒動を思い出したですよ。その真逆の動きではありましたけどね。
 私はこの「キルラキル」が途中からガラリと物語の展開も色合いも変えてくる感じ、ちょっと「仮面ライダー響鬼」のあれを意識してるのかなあ、なんて思っちゃったりするんだよ。



 まだ続く!


 
 
posted by K at 18:20| Comment(5) | TrackBack(0) | キルラキル