2011年09月01日

仮面ライダーオーズ 第48話(最終話)「明日のメダルとパンツと掴む腕」&総括・2

 欲望のメダルを封印する力・オーズとオーズに関わる三人の人物。それぞれ全く違う方向を見ていた彼等だが、重ねた時間が生み出した思いが心をつなげていった。

 そしてもう一人の仮面ライダー・バース。
 バースに関わる伊達・後藤・里中の三人は、映司・アンク・比奈の三つ巴の関係とは全く違う。力関係が明確で目的意識も一つ。バースサイドは乱暴に言ってしまえば「後藤ちゃん成長物語」になっていた。
 後藤は登場した時は、主人公である映司に対して反感を持つ、どちらかと言うと対立する側の立場だった青年だ。正義感が強く真面目で純粋、そしてヒーロー願望を抱えている。もちろんそれ相応の実力もあったから鴻上ファウンデーションに入れたのだろうが、彼が望む世界平和を実現するヒーローとして変身するには何かが欠けている。だからオーズに変身出来る映司に嫉妬し、己の不足を嘆き紆余曲折の後、後藤は伊達と出会う。
 「世界を救いたいのに力がない」後藤は映司に似ている。てか、彼等の違いってなんだろうかと思う程だ。だがこれには答えが出ていて、それこそ「器」としか言い様がない。尚且つ、彼には自分の欲望(理想)に対して、それを遂行しようとする熱が足りない。
 それは鴻上が指摘したように、自分のプライドの高さが邪魔をしていたのだろう。恐らく後藤は優秀な人物で、その実力故にエリート街道を生きてきたのではないだろうか。概念で固まってしまった彼の理想は、夢砕かれて空虚になった故に地に足のついた映司の「助けなきゃ」の前には、机上の空論のようにすら感じた。

 そんな後藤の前に現れたのが、平成ライダー史上最もハイスペック男!(当社比)伊達だった。戦いをこなす実力と鍛えた肉体、大人らしい包容力と芯を捉える理解力、野性味溢れるイケメンな上に、脳みそ筋肉かと思いきや本職は医者。欠点の思い浮かばない、多少大ざっぱな所さえ愛嬌に感じられる、ものすごく魅力的なキャラクター。…て書いて見りゃ、なんだよ、このチートな設定(笑)(でもいいんだよね、かっちょええのよ伊達さん!)
 この伊達と後藤は師弟関係のようになり、答えを求め迷走していた後藤はどんどん力と自信をつけていく。そして伊達の退場エピで、師匠の裏切り疑惑の中で一人の戦士として成長し、仮面ライダーバースを引き継ぐのだ。
 三人目の里中は、あんな調子の掴めない人ではあるのだが、その徹底したプロフェッショナルぶりは大したもので、後藤は意外とすんなり彼女の力を見抜いたようだ。どうなるかと思った二人は、後藤が全面的に里中を信じる事で、見事なコンビネーションを見せる。そして見た目からは余り伺えなかったが、里中も共に戦ったチームや映司に信頼を寄せていた事が、最終二話から伺えた。

 すでに完成された大人としての二人が、未熟だった青年をヒーローとして成長させる。映司が特種なタイプだったからか、思いの外こちらは正統派のヒーローエピだ。最終的に後藤バースが、自己犠牲の戦いの果てにアンクを失い、どこか諦めの空気さえ纏っていた映司の手を取った。
 この役目は後藤でなくてはならなかった。彼は映司と並び立つヒーローとして、共に戦うことが出来たのだから。





 うむ、後一回くらい書けば終わるかな。つづく!









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